奇襲サヨナラ勝ちで逆転V残った オリックス・中嶋監督「そういうのも全て走塁」

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2022年10月01日 06:04  ベースボールキング

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オリックス・中嶋監督 (C)Kyodo News
○ オリックス 4x ― 3 ロッテ ●
<25回戦・京セラD大阪>

 オリックスが劇的なサヨナラ勝利で逆転優勝への可能性を残した。

 2−2の同点で迎えた8回、相手5番手の益田直也から二死一・三塁のチャンスをつくると、三塁走者の宗佑磨が一瞬のバッテリーミスのスキを突く好走塁を見せ、間一髪で勝ち越しのホームイン。

 1点リードの9回に登板した平野佳寿が藤原恭大に同点適時打を許し逃げ切りに失敗したものの、直後の9回裏、先頭の紅林弘太郎が二塁打でチャンスメークし、二死三塁となったところで福田周平がセーフティバントを敢行。不意打ちの奇策がサヨナラ適時内野安打となった。

 中嶋聡監督は「そういうのも全て走塁ですんでね。この終盤でやれるようになったというのはまだまだあるんですけど、良いことだと思う。打てないんでね」と8回、9回に足攻でもぎ取った得点を振り返った。

 中5日で先発した山本由伸は白星こそつかなかったが、7回2失点と粘投しゲームメイク。指揮官は「やっぱりゲームを作ってくれているときに、どうやって点を取っていくかが本当に大事になる」と話していた。

 マジック1とした首位・ソフトバンクが10月1日の西武戦で勝つか引き分けると、その時点で優勝が決まってしまうものの、仮に2連敗となれば、オリックスにもリーグ連覇の可能性が残る。

 「最後まで諦めずに、可能性があるのなら行きたいと思います」と指揮官。2日・楽天戦(楽天生命パーク)での逆転胴上げを信じて、最後まで戦い抜く。

取材・文=どら増田


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