GI馬3頭を出した名牝の子、グランヴィノスのパワーある動きにスタッフも「いい雰囲気がある」とベタ褒め

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2022年10月02日 06:41  webスポルティーバ

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厳選!2歳馬情報局(2022年版)
第19回:グランヴィノス

 あまたいる繁殖牝馬のなかでも、GIホースを送り出しているのは、ほんのひと握り。まして、同じ繁殖牝馬が複数のGI馬を出すことはかなり稀だ。

 だが、そんな奇跡的なことを成し遂げ、これまでに3頭のGI馬を出している名牝が日本にいる。ハルーワスウィートである。

 そして、まもなくデビューを控えた若駒のなかにも、彼女の子がいる。栗東トレセンの友道康夫厩舎に所属するグランヴィノス(牡2歳/父キタサンブラック)だ。




 同馬の母は、まさしく日本屈指の繁殖牝馬と言えるハルーワスウィート。先にも触れたとおり、3頭のGI馬を世に送り出してきた。

 最初に出したGI馬は、2009年生まれのヴィルシーナ(牝/父ディープインパクト)。2012年の牝馬三冠レースでは、すべて三冠牝馬となったジェンティルドンナの2着に終わったが、古馬となってGIヴィクトリアマイル(東京・芝1600m)で連覇を遂げた(2013年、2014年)。

 2頭目のGI馬は、2012年生まれのシュヴァルグラン(牡/父ハーツクライ)。こちらは、3歳の秋頃からメキメキと頭角を現わし、古馬になってから重賞戦線で活躍した。GIタイトルにはなかなか手が届かなかったものの、5歳の秋にGIジャパンC(東京・芝2400m)を制覇。キタサンブラックやレイデオロら強豪ライバルを退けて初の戴冠を果たした。

 GI馬となった3頭目は、2013年生まれのヴィブロス(牝/父ディープインパクト)。同馬は、3歳時にGI秋華賞(京都・芝2000m)で優勝。さらに4歳の春には、ドバイターフ(UAE・芝1800m)を制して海外GIのタイトルも手にした。

 これら優秀な子どもたちを輩出してきたハルーワスウィートが、新たにターフへ送り出すのが、グランヴィノス。すでにトレセンに入厩して調整を重ねている同馬について、陣営はどう見ているのか。関西競馬専門紙のトラックマンがその様子を伝える。

「グランヴィノスについて、厩舎スタッフからは『とにかくすばらしい馬体をしている』といった声が聞かれました。実際、馬体重は500kgぐらいあって、すごく見映えがいいです。兄、姉らとの比較では、『タイプは違うものの、いい雰囲気がある』と話していました」

 また、スタッフは調教の動きについても高く評価。実戦に向けて、期待が膨らむコメントが聞かれたようだ。先述のトラックマンが続ける。

「スタッフによれば、『追い切りを重ねるごとに動きがよくなっている』とのこと。さらに、サイズに見合った大トビで、同じ2歳馬が動けないような馬場コンディションであっても、『グランヴィノスはしっかりと動いて、パワーを感じた』と、スタッフは目を細めていました。

 唯一気になるのは、兄シュヴァルグランがそうであったように、この血統の牡馬はやや成長が遅めの傾向があること。その点については、グランヴィノスも『(兄に)似ていそう』とスタッフは言っていましたが、『後々は走ってくる感じがする』と秘めた能力には太鼓判を押していました」

 注目のデビュー戦は、10月10日の2歳新馬(阪神・芝2000m)。鞍上は川田将雅騎手が務める予定だ。

 多くのファンから熱い視線を注がれている名牝ハルーワスウィートの子。はたして、どんな走りを見せてくれるのか、必見である。

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