自転車屋さんの高橋くん、推し武道、帰らないおじさん……この秋、ドラマ化する漫画を解説

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2022年10月03日 07:01  リアルサウンド

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 『魔法のリノベ』(カンテレ・フジテレビ系)や『僕の大好きな妻!』(東海テレビ・フジテレビ系)など、漫画が原作となる2022年夏季のドラマ作品が幕を閉じた。この秋も漫画が原作となるドラマ作品が数多く放送・配信される。


 今季は注目度の高い漫画が原作となるドラマが多い。本稿では漫画が原作となる2022年秋季のドラマ作品の一部を紹介したい。


『自転車屋さんの高橋くん』


 11月から放送が開始される『自転車屋さんの高橋くん』(テレビ東京系)。原作の同名漫画は累計発行部数100万部を突破している作品だ(2022年8月時点)。


 上司のセクハラを我慢したりなど、自分の意見を言うことが苦手な飯野朋子(パン子)。彼女は通勤で使っていた自転車の故障をきっかけにヤンキー風の少年・高橋遼平と知り合い、ふたりは徐々に関係を深めていく。対照的なふたりの様子や、怖そうな雰囲気が漂う遼平のやさしさなどが魅力的なラブストーリーとして物語は展開していく。


 遼平を演じるのは実写映画『東京リベンジャーズ』でキヨマサ(清水将貴)を演じた鈴木伸之だ。主人公の“最悪の宿敵”と称されるキヨマサを演じた経験は、ヤンキーキャラの遼平を演じるうえで大きな影響を与えるだろう。ヤンキーキャラは共通するものの、悪役を演じた『東京リベンジャーズ』とは対照的な立場となる遼平を演じることにも注目したい。


 そしてヒロインのパン子を演じるのは内田理央である。漫画・アニメ好きとしても知られる彼女は本作のオファーがくる前から本作の読者であったことを明かしている(参考:https://www.tv-tokyo.co.jp/takahashikun/)。内田も遼平にときめきを覚えていることを含め、遼平に惹かれるパン子の姿を鮮明に浮かび上がらせてくれるはずだ。


『推しが武道館いってくれたら死ぬ』


 10月8日より放送される『推しが武道館いってくれたら死ぬ』(テレビ朝日系)。『推し武道』の愛称で親しまれている原作の同名漫画も累計発行部数100万部を突破しており(2022年7月時点)、2020年にはアニメ化もされている。


 フリーターの女性・えりの“推し”は地下アイドルグループ「ChamJam」の一員であり、他のメンバーよりも人気のない舞菜。舞菜を推す唯一のファンともいえるえりであるが、舞菜はえりに素っ気ない対応をする。しかし、実は舞菜は自分を応援してくれるえりに好意を抱いていてーー。アイドル・舞菜と熱狂的なファン・えりの真っすぐで、ときにすれ違うふたりの関係が描かれる。


 推しである舞菜を応援することに全収入を貢いでいることから服はジャージしか持っておらず、鼻血や骨折などで満身創痍のなか「ChamJam」の握手会に参加したりなど、どこか浮世離れしたえりの姿が本作の魅力として挙げられる。


 これまで漫画やアニメのなかで『推し武道』の世界は表現されてきたが、前述したえりの姿は実写として表現されることでより浮世離れしたものとなるはずだ。この度のドラマ化によって漫画やアニメとはひと味違う、一途なえりの魅力が浮かび上がるだろう。


『帰らないおじさん』


 10月6日より放送される『帰らないおじさん』(BS-TBS)。漫画雑誌『イブニング』(講談社)にて2020年から連載を開始し2021年に完結したものの2022年より続編となる『帰ってきた帰らないおじさん』が連載中である。


 昭和に栄えた“モーレツ社員”とは対照的に、働き方改革によって定時で退社することができるようになったおじさんたちが本作の主人公だ。残業はなくなったものの、家庭に肩身の狭さを感じるおじさんたちは家に帰らず、愉快で自由な”アフター定時”を過ごす。


 さまざまなおじさんが登場する作品であるものの、本作で描かれるおじさんたちは子どものように無邪気な姿を見せる。現代の社会を映しているかのようなリアルさがありつつも、街中で見かけることのむずかしい、スーツを着たおじさんたちの満面の笑顔は非常に新鮮なものとして映る。


 そんなおじさんたちを演じるのは光石研・高橋克実・橋本じゅんといった実力派俳優だ。数えきれないほどの作品に出演し、ときにユーモラスに、ときにシリアスに役を演じてきた3人が無邪気に遊ぶ姿は漫画と同じくらい、もしくは漫画以上に新鮮な画となるはずだ。


 本稿で紹介した作品の他に『親愛なる僕へ殺意をこめて』や『サワコ 〜それは、果てなき復讐』なども2022年秋季にドラマ化を果たす漫画作品として挙げられる。今年も涼しく長い夜を過ごすためには十分なほど、多くのドラマ・漫画作品がそろう秋になったといえるだろう。


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