AKB48・本田仁美、夢を追い続けることへの怖さは感じない「失敗も経験」

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2022年10月03日 09:11  TVerプラス

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AKB48・本田仁美さんが地上波連続ドラマ初主演を務める『北欧こじらせ日記』(テレビ東京系、毎週火曜24:30〜※『世界卓球2022』により、放送時間が変更の場合があります)が、10月4日からスタートします。

原案は、世界文化社から発売されるやいなや、大手書店週間売上ランキング1位に選ばれるなど北欧ブームの火付け役となった、週末北欧部chikaさんによるエッセイ本「北欧こじらせ日記」。8月には続編「北欧こじらせ日記 移住決定編」が発売され、発売3日で重版が決定するなど注目を集めています。

幼い頃のサンタクロースへの思いに始まり、大学時代にフィンランドに一目惚れしフィンランド一色の暮らしをしている会社員・大鳥縞子がフィンランドへ移住を志すまでを描いた本作で、縞子を演じた本田さんにインタビュー。本作の撮影を通して感じたことや本作の魅力、夢を追い続けることへの思い、今後の目標などを語っていただきました。

――初出演した『オクトー 〜感情捜査官 心野朱梨〜』(読売テレビ・日本テレビ系)に続いて本作がドラマ出演2作目。しかも地上波連続ドラマ初主演になりますが、お話を聞いた時の心境を教えてください。

以前からお芝居にすごく興味関心があり、挑戦してみたいという気持ちがあったので、主演という大役をいただきすごくうれしかったです。原案本のファンの皆さんにも満足していただけるような演技ができるかなという不安もありましたが、楽しく自分らしく演じていけたらと思いました。

――いざ撮影されてみていかがでしたか?

演技レッスンの先生に「撮影の日がこないでほしい」とこぼしていたくらい、撮影に入る前までは不安と緊張の気持ちでいっぱいでしたが、いざ始まったらあっという間で。実際緊張していましたが、監督やスタッフ、共演者の皆さんが温かくご教示してくださったので、最後まで楽しみながら撮影を終えることができました。

――ドラマのために3年ぶりに黒髪にされたんですよね。

そうなんです。久しぶりだったので、朝起きて鏡を見る度に自分じゃないみたいで毎日驚きがありました(笑)。自分ではなかなか見慣れなかったのですが、周りが「すごく似合ってる」「可愛い」と言ってくださったので安心して。そういえば、私は黒髪で生まれてきたんだと思い出しましたね(笑)。黒髪のおかげで、落ち着いて冷静にお芝居ができたと思います。

――演じる縞子は、北欧が大好きで、一人暮らしの小さなアパートで北欧の雑貨、食べ物、音楽など、フィンランドを感じることができるアイテムに囲まれて暮らし、のちにフィンランド移住を目指します。共通点などはありましたか?

好きな物に対する熱量は似ていますね。私は食べることがとても好きなので、食べ物の話をしていると凄くテンションが上がります。特にパンやチーズが好きで、ずっと愛し続けています(笑)。

あと、歌とダンスもすごく好きで。好きなことのためだったらいろいろ挑戦したいという思いからIZ*ONEとして韓国で活動もしていました。そういった部分も共通点があるのかなと思います。

――これまでフィンランドと縁はありましたか?

フィンランドには行ったことはなかったのですが、出身地の栃木県にあるフィンランドの森や埼玉県のムーミンバレーパークをロケで訪れたことがあったので、魅力は知っていて。でもこの作品を通して、インテリアやヴィンテージの食器、食べ物など、自分の知らないフィンランドの魅力をたくさん知り、実際にフィンランドに行きたいなと思いました。

――劇中ではさまざまなフィンランドのグッズが出てきますが、撮影で印象に残っているものは?

「サルミアッキ」という「世界一まずい」と言われているフィンランドのお菓子がありますが、それを一気に食べるシーンは印象に残ってますね。すごく新鮮な感情でした(笑)。フィンランド語の先生が「日本人が焼肉を食べた後にガムを食べるような、口直しの感覚で食べるお菓子」と表現していましたが、まさにそんなスッキリ感があります。ぜひ人生で一回は食べてほしいです。

あと、フィランドのマスタード「シナッピ」や、ジャムを付けたミートボールもすごくおいしかったです。シナモンロールも人生で一番食べたんじゃないかというぐらい1日にたくさん食べられて、幸せでした(笑)。

洋服は、「Marimekko(マリメッコ)」をたくさん着させていただいて。調理器具のまな板などもフィンランド製で、隅から隅までこだわりのフィンランドグッズが揃っているので、フィンランドや北欧のマニアの方は作品を見ていると、“隠れミッキーを探す”ような感じで楽しめると思います。

――縞子は部屋を北欧っぽくして楽しんでいますが、本田さんご自身のお部屋はどんな感じですか?

私はホテルライクな部屋が好きなので、部屋自体はシンプルですね。その中に、サボテンなどの多肉植物や好きなお花を飾ったりはしています。今回のドラマで北欧のインテリアや食器はすごくいいなと感じたので、今は生活の中に北欧の温もりを取り入れたいなぁと思っています。

――フィンランド語を学んだ感想を教えてください。以前、韓国で活動されていましたが、外国語を学ぶ時の本田さんなりの勉強法はありますか?

フィンランド語は、発音が日本語のカタカナ表記そのままのものが結構多くて。頭の文字にアクセントをつけて読むという特徴もあり、そういった部分は印象的でした。韓国語を勉強していた時は、気になったものや目の前にある物を調べて、それをノートに書いて覚えるようにしていましたね。

――縞子は将来的にフィンランドで寿司職人を目指しますが、本田さん自身が今後挑戦してみたいことは?

AKB48として活動しているので歌とダンスはもちろんですが、今回の作品を経てもっと演技に挑戦したいと改めて思いました。あと、モデルやバラエティなどのお仕事もたくさんしたいですし、CMもいつか出演できたらうれしいです。

――縞子は夢に向かって頑張っていきますが、本田さんは夢を追う途中にくじけそうな時、どうやってモチベーションを高めていますか?

私は考え込むタイプで、お仕事中、ネガティブになったり、ダメだと思ったりすることもあります。けどこれまでの経験を通して、コツコツ頑張っていけば結果につながると確信できているので、今ここで落ち込んでいないで先の長い未来を見据えて頑張ろうと思うようにしています。自分の好きな音楽を聞いて一回涙を流したり、自分の好きな物を食べたりして、また明日から頑張ろうと気持ちを切り替えていますね。あとは、ファンの皆さんの温かいメッセージでいつも頑張れているので、ファンの皆さんには感謝の気持ちでいっぱいです。

――夢を持つことは素敵なことだと思う一方で、怖いことでもあると思いますが、そういう気持ちはありますか?

私はいろいろなことに挑戦する際、失敗してもそれは絶対に無駄なことじゃない、やってきた過程すべてが絶対に身についてると思っているので、怖くはないですね。失敗も経験だと思い、何事にも挑戦するようにしています。

――IZ*ONEとして韓国で活動され、帰国されてから早くも2本目のドラマで今回は主演。韓国での経験をどういう風に出したいですか?

韓国での活動を通して、日本・韓国はもちろん、世界中で私のことを知ってくださって応援してくださる方がすごく増えたので、活動拠点は日本ではありますけど、やっぱり世界に発信していきたくて。そういう思いから、SNSは常に更新するようにしています。今回のドラマ出演が決まった時も世界中のファンの皆さんがすごく喜んでくださったので、それはすごくうれしかったです。

――演技にも挑戦していきたいとのことですが、目標にされている女優さんはいらっしゃいますか?

AKB48の先輩で女優として大活躍されている川栄李奈さんです。私もいつか川栄さんのように、どんな役でも馴染んで演じられるような演技力をつけたいですし、いつか大河ドラマに挑戦したいです。

――最後にドラマの見どころを含め、読者の皆さんへメッセージをお願いします。

初めて主演を務めさせて頂けたのは、いつも応援してくださる、支えてくださる皆さんのおかげです。本当にありがとうございます。

あと、お話をいただいた時に、原案本の作者のchikaさんが私をもともと知ってくださっていたみたいで、chikaさんから「本田さんが挑戦する姿を見てすごく勇気をもらいました」という温かいメッセージをいただいたんです。

原作を読み、chikaさんはすごく好きなものに対して真っ直ぐで芯や温もりがある、とても素敵な方だなと感じて。そんなchikaさんもとい縞子ちゃんを演じられる私は本当に幸せだし、演じたことでチャレンジすることの楽しさ、大切さを改めて感じました。

北欧やフィンランドが好きな方はもちろん、夢を追いかけている方や、なかなか勇気が出ずに挑戦できていない方が挑戦しようと思えるような素敵な作品だと思うので、皆さんに見てほしいです。

<第1話あらすじ>
東京の旅行代理店で働く大鳥縞子(本田)は、北欧が大好きで、一人暮らしの小さなアパートで北欧の雑貨、食べ物、音楽など、フィンランドを感じることができるアイテムに囲まれて暮らしている。ある日、社長から突然倒産を告げられ、職を失ってしまう。大好きな北欧アイテムに囲まれた暮らしに危機が訪れた縞子は……。
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