フランス代表MFオーレリアン・チュアメニが、今夏のレアル・マドリード加入について言及した。2日、スペイン紙『アス』がコメントを伝えている。
2020年1月から所属していたモナコでブレイクを果たし、今夏にレアル・マドリード加入を果たした現在22歳のチュアメニ。今季はここまで公式戦8試合に出場し2アシストを記録。ラ・リーガではここまで5試合でスタメン起用されるなど、加入初年度ながら存在感を放っている。
そんなチュアメニに対しては、リヴァプールやパリ・サンジェルマン(PSG)からの関心も明らかになっていた。同選手はフランス『テレフット』のインタビューで、PSGからのオファーがあったことを認めつつ、「迷うことはなかったよ。もちろんPSGもビッグクラブだけど、僕はレアル・マドリードでプレーすることを決めていたからね」と自身の今夏の決断を振り返った。また、8000万ユーロ(当時レートで約112億円)+ボーナス2000万ユーロ(当時レートで約28億円)とも報じられた自身の移籍金については次のように言及した。
「移籍金は関係ない。このクラブでは常にプレッシャーがある。でも、期待に応えられるようピッチ上で自分のできることをやろうと思っているし、今のところは上手くいっていると思う。僕は交渉の場で自分の金額を提示する役割ではなかった。だから、8000万だろうが6000万だろうが4000万だろうが関係ない。このクラブでスタメンになったら、常に良いパフォーマンスを見せなくてはならないんだ」
フランス代表でも徐々に出場機会を増やし、現在では主力に定着しつつあるチュアメニ。ユヴェントス所属の同国代表MFポール・ポグバと自身を比較する声について「ポグバのことは小さい頃から追いかけていたよ。彼だけでなくエンゴロ・カンテやパトリック・ヴィエラなどの中盤の選手のプレーを見て、選手としての自分を形作ってきたんだ」と語りつつ、「僕は”新しいポグバ”ではない。僕はオーレリアン・チュアメニで、自分自身で新しい物語を書こうとしているんだ」と強調した。