Ryzen 7000のボトルネックは対応マザーの供給にあり!

0

2022年10月03日 19:42  ITmedia PC USER

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

ITmedia PC USER

パソコン工房 秋葉原BUYMORE店のAMD 670E/X670チップセット搭載マザーボード売り場

 アキバ速報でお伝えした通り、9月30日にAMDの新CPU「Ryzen 7000」シリーズが売り出された。ソケットに新規格のSocket AM5を採用しており、現状稼働させるには同時に売り出されたAMD X670E/X670チップセット搭載マザーボードと組み合わせる必要がある。AMD系のチップセットとしては初めてDDR5メモリ対応で、最大4枚/128GBまで搭載できる仕様だ。



【その他の画像】



・AMD X670シリーズチップセット搭載マザーボードも続々登場



・Zen 4アーキテクチャの“実力”は?「Ryzen 7000シリーズ」の性能を先行チェック!



・最大5.7GHz駆動で競合を打破――AMDが「Ryzen 7000シリーズ」を正式発表



●5万円弱から15万円弱でX670E/X670マザーが5社からデビュー



 初回にアキバに出回ったX670E/X670マザーは15モデルだ。ASUS JAPANとASRock、MSI、ギガバイト、BIOSTARの各モデルが複数店に並んだ。価格は5万円弱から15万円弱(税込み、以下同様)の間となる。



 ラインアップはそれなりにそろったものの、発売前から品薄を心配する声が多く聞かれた。あるショップは「初回の入荷数が少ないのは察していましたが、本来はもう少し多くのモデルが入る予定でした。総数でCPUを下回っているので、当面は取り合いになりそうです」と語る。



 実際、9月30日昼過ぎの予約販売の時点で「ROG CROSSHAIR X670E EXTREME」(15万円弱)や「ROG CROSSHAIR X670E HERO」(10万5000円弱)、「MEG X670E ACE」(12万6000円弱)、「X670E Taichi Carrara」(10万5000円弱)など、10万円を超えるハイエンドクラスが売り切れとなるショップは少なくなかった。



 TSUKUMO eX.は「やはり初回はハイエンドクラスから売れていきますね。低価格帯といっても安くても5万円前後するわけで、それらと組み合わせてPCを組むか、最上位モデルの登場や再入荷を待つか。そこで悩む人がこれから増えそうですね」という。



 続いて、メモリやCPUクーラーを見ていこう。



●AMD EXPO対応メモリは一部が品薄 CPUクーラーは現状潤沢



 マザー以外のRyzen 7000シリーズ関連パーツは、ジャンル全体での入手困難を心配する声は聞かれなかった。



 DDR5メモリはDDR5-6000に品薄が目立ったものの、DDR5-5600/5200は複数のモデルを在庫しているショップが多く、「型番やスペックを厳密に指定しなければ何とかなると思います」(パソコンSHOPアーク)という。



 AMDのオーバークロック向け機能「AMD EXPO」を実装したメモリも、CPUの発売と同時にラインアップが増えている。先週はCorsairからRGB LEDを組み込んだ「DOMINATOR PLATINUM RGB」シリーズや、「VENGEANCE RGB」シリーズなど複数登場している。



 価格はDOMINATOR PLATINUM RGBのDDR5-5600 16GB×2枚キットが3万8000円前後、VENGEANCE RGBシリーズの同構成が3万円強となる。



 その他、組み込みに要注意と言われているのがCPUクーラーだ。Ryzen 7000シリーズは、いずれのモデルも純正クーラーが付属しないため、Socket AM5対応クーラーを別途用意する必要がある。



 パソコン工房 秋葉原BUYMORE店は「形状としては、従来のSocket AM4も流用可能と言われていますが、Socket AM5はバックプレートが外せないので、専用のバックプレートに付け替えて固定するタイプのSocket AM4クーラーは使えないと考えておくのが無難です。まあ、TDPもなかなか高くなっていますし、Ryzen 9クラス(TDP 170W)なら360mmラジエーター搭載の水冷クーラーを新調した方がいいですね」とアドバイスする。



●第13世代Coreシリーズ搭載BTOマシンの予約販売が始まる



 対するIntelは、9月27日に「第13世代Coreプロセッサ(開発コード名:Raptor Lake)」のデスクトップ上位モデルを発表している。それを受けて、搭載するBTOマシンの予約販売を始めたショップもある。



・サードウェーブ、Ryzen 7000シリーズ搭載BTOデスクトップPCを販売開始 計15製品を投入



 ドスパラ秋葉原本店で見られたのは、系列のゲーミングPC「GALLERIA」シリーズに属する2台のデスクトップPCだ。24コア32スレッドの「Core i9-13900K」を搭載する「GALLERIA UA9C-R38」は43万9980円、16コア24スレッドの「Core i7-13700K」を搭載する「GALLERIA ZA7C-R37」は33万9980円となる。CPUの販売解禁日以降に発送を開始する。



 同店は「まだ問い合わせはありません。これからジワジワと注目する人が増えていくのではと思います」と話していた。



 なお、現行の第12世代Coreシリーズの売れ行きにもまだ影響はない様子だ。TSUKUMO eX.は「次が間もなく登場するということは何となく知られていると思います。それでも現行の売れ行きに直に影響を与えるのは、ラインアップや価格、ベンチマークなどの情報が具体的に出回るようになってからでしょう」という。



 最後は、ユニークな新製品を取り上げる。



●サイズ扱いのシングルモルトウイスキーが店頭に並ぶ



 PCパーツショップの新製品の中で明らかに異彩を放っていたのが、イスラエルの蒸留所「THE M&H」のシングルモルトウイスキーだ。サイズの関連企業であるサイズ酒販が扱う商品で、オリオスペックが店頭で販売を始めている。4種類が用意され、価格は4980円から6490円となる。



 オリオスペックは「酒販免許を取ったタイミングとちょうど重なったため、取り扱いを決めました。サンプルを取り寄せたら美味しかったので」という。



 同店は、以前からエイプリルフールをきっかけに始めた「プロ生ちゃん」の生系食材シリーズなどのバラエティーグッズを扱っており、PCパーツとセットで買われていく相乗効果もみられるという。「今すごくウイスキーブームではあるので、もっと増やしていけたらいいなと思っています」(同店)


    ランキングIT・インターネット

    前日のランキングへ

    ニュース設定