大谷翔平 大リーグ史上初「トリプル150」達成 “進化を続ける本物のプロフェッショナル”

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2022年10月04日 08:00  AERA dot.

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エンゼルスの大谷翔平は9月23日のツインズ戦で先発し、今季14勝目。日米を通じて初のシーズン200奪三振も達成した/ミネアポリス(
photo AP/アフロ)
エンゼルス・大谷翔平が「二刀流」で大リーグ史上初の快挙を達成した。プロフェッショナルとして活躍し続ける理由を昨年の成績を交え解説する。AERA2022年10月10−17日合併号の記事を紹介する。


【表】大谷とジャッジの今季成績はこちら
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 大リーグ・エンゼルスの大谷翔平(28)がまたも大記録を打ち立てた。9月27日のアスレチックス戦に「3番・指名打者(DH)」でスタメン出場し、初回に左中間二塁打を放って今季150安打に到達。投手として150投球回(153)、150奪三振(203)を超えており、1900年以降で大リーグ史上初の「トリプル150」を達成した。チームは10月1日、大谷と1年3千万ドル(約43億5千万円)で来季契約に合意したと発表した。


 10月2日現在で、打撃では打率2割7分5厘、34本塁打、94打点、11盗塁。昨年の46本塁打、100打点、26盗塁には及ばないが、相手バッテリーのマークが厳しくなるなかで十分に合格点をつけられる。


 特に昨年は失速した後半戦で、上昇気流に乗る。8月の月間成績は28試合出場で打率3割1分7厘、8本塁打、20打点、9月も23試合出場で打率2割9分5厘、4本塁打、11打点。10月2日のレンジャーズ戦で一回に中前安打を放ち、自己最多を更新する17試合連続安打を記録した。


 米国駐在の通信員はこう語る。


「2年連続40本塁打は厳しくても、2年連続100打点は十分に可能性があります。昨季は引っ張りの打球が多い傾向でしたが、今季は逆方向にも安打を打っている。甘い球がなかなか来ないなかで、うまく対応していると思います。修正能力の高さも成長が垣間見えます」


 投球はさらにすばらしい数字を残している。27試合登板で15勝8敗、防御率2.35。161イニングを投げて213奪三振と大リーグ屈指の奪三振能力を誇る。規定投球回数の162まで残り1イニング。今季は10月5日の最終戦に登板予定で、クリアは間違いない状況だ。




■ピンチでの投球は圧巻


 前出の通信員はこう絶賛する。


「同一シーズンで規定投球回数と規定打席をクリアするなんて、大リーグの長い歴史のなかでも考えられない快挙です。二刀流で2年連続結果を残すことは非常に困難なことにもかかわらず、さらなる進化を遂げている。技術だけでなく心身もタフで本物のプロフェッショナルです。こんな選手は二度と現れないでしょう」


「大谷の価値をさらに高めているのが、投手として見せるパフォーマンスです。昨季の後半戦から制球力がグッと良くなりましたが、今年はそのクオリティーを継続しつつ、直球の球威が増しているように感じます。特にピンチでギアを上げたときの投球は圧巻です」


 超一流と呼ばれるエースたちも、本調子の状態で登板できる回数は数えるほどだ。状態が悪いときや悪条件のグラウンドコンディションでも抑えられるかで、投手としての真価が問われる。大谷はこの超一流の領域に足を踏み入れている。


 象徴的な試合が、9月23日のツインズ戦だった。「3番・投手兼DH」で先発したこの試合は気温が12度で指がかじかみ、大量の雨でマウンドもぬかるんでいた。初回から抜ける球が目立つ。四球、死球、四球で満塁のピンチを作った。だが、最少失点で切り抜けると、二回以降は立ち直った。スライダーを軸に四回から五回にかけて5者連続三振を含む7三振を奪い、自身初のシーズン200奪三振に到達。野茂英雄、松坂大輔、ダルビッシュ有(パドレス、36)に次ぐ日本人投手4人目の快挙を達成した。(ライター・梅宮昌宗)

※AERA 2022年10月10−17日合併号より抜粋


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  • 大リーグ彼しかいないの?D=E=O(大リーグ=エンゼルス=大谷翔平)なの?ワンマンチームなの?
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