元マンチェスター・ユナイテッドのイングランド代表DFギャリー・ネヴィル氏が、レスターのイングランド代表MFジェームズ・マディソンについて語った。3日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が報じている。
現在は解説者を務めるネヴィル氏は、マディソンがイングランド代表入りしていないことについて、疑問を持っているそう。「より多くのゴールを決め、攻撃的な選手をチームに迎えることを望んでいる」とし、以下のように続けた。
「彼のゴール関与の面では、現時点で絶対的に(相手守備陣を)引き裂ける男だ。イングランド代表は、セットプレーや得点で結果を出せる選手を必要としている。ガレス・サウスゲート監督は、ここ4〜5年でその点においては大きな活躍を見せてきたが、彼のポジションには数人の選手がいる」
「メイソン・マウント、ジャック・グリーリッシュ、フィル・フォーデンなどが同じエリアでプレーしている。ただ、マディソンの数字を見ると何故彼は26人のメンバーにいないのか?自分は、彼が良い選出メンバーになるかを尋ねるのは特に気持ちの良い質問ではないと理解しているが、それがどこから来たのか分からない。私のそばからは何の実態も無い。良い人格、キャラクターしか見ていないよ」
「彼が入らない理由は何だ? 僕は、彼をワイドの選手とは思っていないから、ブカヨ・サカやジェイドン・サンチョの代役として入るのは違うと思う。同じポジション、マウントがいる場所に入れる。イングランド代表にはプランBが必要だ。ガレスにはそれがあるだろうし、トーナメントでゴールが必要な時、彼のようにセットプレーやクオリティーを備えて試合を変えられる選手が欲しい」
マディソンはここまでプレミアリーグ7試合に出場し、5ゴール2アシストをマーク。3日のノッティンガム・フォレスト戦でも2ゴール1アシストの大活躍でチームを今季初勝利に導くなど、不調のレスターで奮闘している。
カタール・ワールドカップ開幕まではあと1ヶ月半あまり。2019年11月以来イングランド代表の招集が無いマディソンだが、滑り込みでカタール行きの切符を掴めるか。