“使い回し”菅前首相が国葬弔辞に“見てもない話”をギャンブルで盛り込んだと自慢! 弔辞の内幕自慢なんて一般葬儀でもありえないのに

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2022年10月04日 20:30  リテラ

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『日曜報道 THE PRIME』で語る菅前首相

 安倍晋三・元首相の「国葬」で感動的だったと称賛を浴びている菅義偉・前首相の弔辞が、じつは使い回しだった件。この問題を本サイトが1日付で報じると、またたく間にSNS上で拡散され、大きな反響を呼んでいる(詳しくは既報参照→https://lite-ra.com/2022/10/post-6232.html)。



 内実が明かされ、とんだ赤っ恥をかいた菅前首相……と思いきや、当の本人は“パクリ弔辞”“コピペ弔辞”と揶揄されていることなどどこ吹く風。2日に出演した『日曜報道 THE PRIME』(フジテレビ)では、またも弔辞の執筆について舞台裏を得意げに語り、そればかりか、さらにとんでもないことを喋っていた。



 というのも、菅前首相は自慢ついでに、弔辞のある部分について、なんの確認もしていない情報をギャンブルで盛り込んだことを、ポロリと漏らしてしまったのだ。

 

 それは、菅前首相の弔辞のなかのこの箇所について、だった。



「ここ、武道館の周りには、花をささげよう、国葬儀に立ちあおうと、たくさんの人が集まってくれています。二十代、三十代の人たちが、少なくないようです。明日を担う若者たちが、大勢、あなたを慕い、あなたを見送りに来ています」



 こう聞くと、普通は、菅前首相は自分の目で、あるいは何かの映像で、国葬の開始前に一般献花に訪れた人の列を見て、「20代、30代が多いな」と感じたんだろう、と思うはずだ。ところが番組で、このくだりについて聞かれると、菅前首相は自ら、こう語り始めたのだ。



「若者から安倍さんにお別れをしたいと、そういう人がたくさんいるだろうと、そう思いました。ある意味では予測だから、当たらないと大変なことになる。そこはあえて、20代・30代の人は安倍さんに対して来てくれると、そういう自信があった」



 つまり、菅前首相は見てもないのに、予測で「20代・30代の人がたくさん献花に来ている」と決めつけて、“ギャンブル”で弔辞に盛り込んだ、と自ら明かしたのである。



 実際に20代、30代が多かったという話はあまり聞かないが、結果的に事実だったとしても、見てもないこと、確認してもないことを盛り込んだというのは、状況次第ではフェイクになりかねない話をたれ流していたってことじゃないか。国葬の弔辞で、こんないい加減なことをやっていいのか。



「山縣有朋の短歌の使い回し」問題についてもそうだったが、こういう指摘をすると、安倍・菅応援団やネトウヨ連中はきっと、「ただの言いがかり」「そんな細かいことどうでもいい」などと必死でかばおうとするだろう。



 しかし、そういう連中に言っておくが、これは税金を使って開かれた国家的行事の国葬における弔辞であって、前首相がやったことなのだ。



 故人が別の人を偲ぶために使った歌を、なんの説明もなく、自分が“故人がその歌を好きだったことを見つけた”かのように語るなんて、普通の葬式でもありえないのに、国葬でそれをやるなんてNGに決まっているではないか。



 今回も同様だ。メディアの見込み報道などとはレベルが違う。国葬の弔辞で、見てもない話をさも見てきたかのように語っていいわけがない。



 しかも、菅前首相がひどいのは、そのことを本人がまるでギャンブルに勝った自慢話のように、“当たった”と語っていたことだ。このヒト、国葬の弔辞をめぐるインタビューと、飲み屋の内輪自慢裏話大会の区別もついていないのではないか。



●弔辞の自慢話をする菅義偉 突っ込むどころか「感動的」と大絶賛するメディア



 実際、菅前首相の国葬後の言動が問題なのは、この“見てもない話の盛り込みポロリ”だけではない。



 菅前首相が“弔辞の内幕”を自慢げに語るのは、ABEMA NEWSチャンネルの独占インタビューに続いて、『日曜報道 THE PRIME』で2回目。しかし、そもそも、弔辞というのは故人を偲び、故人に捧げる言葉。メディアに出て、故人を偲ぶのならともかく、弔辞をこう考えてつくったとか、こういうギャンブルでこういう表現を盛り込んだとか、いちいち自慢話する人なんて、見たことがない(普通に考えて、一般人の葬式でもそんな弔辞自慢する人って、ほとんどいないだろう)。

 

 まあ、菅前首相といえば、「令和おじさん」としてメディアで話題になった際も、ABEMAやniconicoといった御用メディアの独占インタビューに応じ、意気揚々とその舞台裏を語っていた。その後、首相になって、ポンコツぶりと説明能力のなさを散々批判されていたのが、久しぶりにほめそやされて、「夢よ、もう一度」と調子に乗ったのだろう。



 しかし、問題は、その菅前首相の自慢話について「弔辞自慢というのがそもそもおかしい」という指摘をするどころか、「感動した」と大絶賛し、裏話を感心しながら傾聴している御用メディアや評論家たちだ。



 今回も、『日曜報道 THE PRIME』では、安倍氏に総裁選に出馬するよう焼鳥屋で口説き落としたことを菅前首相が弔辞で「私はこのことを、菅義偉生涯最大の達成として、いつまでも、誇らしく思うであろうと思います」と語ったことについて、菅政権で内閣官房参与に引き立てられた宮家邦彦氏は本人を前に「お世辞抜きに日本の外交にとって決定的に大きな達成だった」と称賛。さらに、同じく菅前首相と親密な関係にある橋下徹氏も「安倍氏を総理にしたことが自分の人生のもうすべてだという関係は、なかなか普通の社会人ではこんなことない。この言葉で、なにか菅氏のすべてを感じた」などと熱く語った。



 しかも、弔辞が“感動的”だったというだけで、御用マスコミや政権応援団の間からは「菅氏が再登板すべき」などという“首相返り咲き待望論”まで出てきている始末だ。



 まったく何をバカな、という話だろう。言わずもがな、菅前首相は総理在任中、新型コロナ感染拡大期に東京五輪を強行開催させ、現在の岸田文雄首相よろしく「説明が足りない!」と批判を浴びただけでなく、説明と称するものがまったく説明になっておらず、「ポンコツ」と揶揄されるように。国会も開かず、まともなコロナ対策も取らずに権力闘争に明け暮れ、その結果総裁選不出馬に追い込まれて事実上ケツを割った無能中の無能首相ではないか。その「ポンコツ」を、“エモい弔辞”ひとつで再評価するなど、トチ狂っているとしか言いようがない。



●再登板狙い? 萩生田光一と接近する菅義偉 菅と統一教会との関係は…



 しかし、菅前首相本人はこの“菅ブーム”に調子づき、どうやら「再登板」に向けてアクセルを踏みつつあるらしい。しかも、とんでもない方向に向かって暴走しようとしている。



 というのも、国葬がおこなわれたあと、菅前首相は、統一教会とズブズブで集中砲火を浴びた自民党随一の“壺政治家”萩生田光一政調会長とふたりきりで会談していたからだ。



 萩生田氏のブログによると〈この夜はお互いの日程の合間をぬって菅前総理と二人で安倍さんを偲び献杯しました〉というが、最近、永田町では、岸田政権の内閣の支持率がダダ下がりしているなか、“首相返り咲き”を狙う菅氏が、萩生田氏を安倍氏の後継者と見立てて接近しているというという話が、しきりに流れていた。そこへ、このあからさまな会談である。



 菅前首相は、萩生田政調会長と統一教会とのズブズブの関係をまったく問題にしていないことになる。



 しかし、それも当然なのかもしれない。メディアでは大きく報じられていないが、菅前首相もまた、統一教会との関係が指摘されているからだ。



 ジャーナリストの鈴木エイト氏も、発売されたばかりの著書『自民党の統一教会汚染 追跡3000日』(小学館)のなかで、統一教会と安倍政権の「共存共栄関係におけるバイプレーヤー」は菅氏であると指摘している。



 実際、2013年の参院選において統一教会の全面支援を受けていたと指摘されている自民党の北村経夫・参院議員の問題では、北村議員の元選挙スタッフが「当時の菅官房長官が、北村候補に(統一教会の関連団体である世界平和連合を)選挙支援として差配した、支援団体としてつけた」と証言(菅事務所は事実を否定)。



 また、9月8日に公表された自民党の「点検」結果でも、菅氏が牛耳る神奈川の自民党議員9人が、統一教会と関係があったことが判明した。しかも、菅氏の子飼いである山本朋広衆院議員、山際大志郎経済再生担当相はとびきり濃厚な関係を持っていたことがわかっている。



 にもかかわらず、菅前首相と統一教会の関係が大きく追及されないのは、菅前首相がメディアに対して睨みを利かせているからだと言われている。



 そういう意味では、萩生田“壺”政調会長も同じだ。一時は集中砲火を浴びていた萩生田氏だが、本サイトの記事でも指摘したように、政治部を通じて各社に圧力をかけるようになったと言われ始めた頃から、マスコミは萩生田氏の問題についてほとんど報じなくなった。それどころか、2日放送の『日曜討論』(NHK)にまるで無関係の人間であるかのような顔をして登場し、所轄の大臣でもないのに「統一教会に対する解散命令は難しい」などと発言しても批判されないでいる。



 このまま菅前首相と萩生田政調会長が手を組めば、圧力をかけまくって統一教会問題そのものが報道できなくなる可能性すらある。



 弔辞ひとつで菅前首相を再評価しているようでは、この国はあっさり「ポンコツと壺」に乗っ取られかねない。そのことをメディアは肝に銘じるべきだろう。

(編集部)


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