社長の膝の上に女性社員を座らせてギュ! “どっちがタイプ?”投票…セクハラで大炎上のPR会社を直撃!同社が出したトンデモ見解とは

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2022年10月05日 07:00  週刊女性PRIME

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週刊女性PRIME

中央の男性がPR会社『ネタもと』の社長(SNSより)

 映画、ドラマ、イベント、企業などさまざまな“宣伝・広報”を行うPR会社が、最悪な形で自社のPRをしてしまった。

社長が女性社員を後ろから抱きしめて…

「それが『ネタもと』というPR会社です。問題となっているのは、今年9月に屋形船を貸し切って行ったという納涼祭での写真。浴衣を着た大勢の女性社員が、中心にいる男性社長を囲むように立ち、その社長の膝に女性社員が座っているのです。さらに社長は膝の上にいる女性社員を後ろから抱きしめていて……。これが“セクハラだ”と、ネットで大炎上しています」(ネットニュース編集者)

 会社の名前が『ネタもと』だけに、世間の話題となる“ネタ”を提供するという、皮肉な結果に。ただ、同社はこれが初めての“炎上”ではない。

「この会社は、今年5月にも炎上しているんです。SNSのひとつである『TikTok』に会社のアカウントを持っており、そこで男性の社員2人を登場させて“どっちがタイプ?”と、女性社員たちに選ばせる投票企画を行い、これも炎上しました」(同・ネットニュース編集者)

 ツイッターには
《セクハラ行為をわざわざ公開する意図がわからん》
《男女逆なら大炎上してネットニュースになってそのうちテレビでも報道されるレベルだぞ。そのぐらい想像できんのか?》
《ゾッとした…僕なら秒で辞めるなぁ…》

 などと、批判する声が。

「顔や体形などの個人が持つ固有の特徴について、会社ぐるみで評価をされるというのは、差別以外の何物でもありません。これを面白いと思って投稿しているのは、相当に時代錯誤な感覚だと言えます。屋形船の写真もそうですが、社員は美男美女ばかり。新卒採用のアピールを行うSNSのようですが、外見だけが評価されるような内容に違和感しかありません」(同・ネットニュース編集者)

 同社は2000年に『リアライズ』として設立され、2018年に現在の社名へと変更された。同社HPで公開されている募集要項には《採用人数は40名を予定》と記載されているが、ここにも違和感が垣間見える。

「設立して22年にとなる会社ですが、従業員は50人ほど。なのに、2022年度は25人もの新入社員が入社。SNSや会社HPに投稿されている画像には、若い女性や男性の姿ばかり。入社した人が次々と辞めているのでは……。厳しい営業ノルマが課されているのかもしれませんね」(転職エージェント)

 そんな同社の社長は、どんな人物なのだろう。就職マッチングサイトに記載されている社長のプロフィールを見ると、今年で61歳。大学時代には六本木で3000人規模のイベントを主催したり、船上パーティーを開催していたと書かれている。

「同社のSNSには屋形船の写真のほかにも、社長と女性社員が勢ぞろいしている写真がいくつもあります。社長という立場を使って、まるでハーレムを作っているかのようで、嫌悪感が拭えません。美男美女を揃えて営業をかけるというのも、なんだか古い価値観の会社だなぁ……と。PR会社として大丈夫なのか、不安になります」(同・女性編集者)

同社を直撃! 見解を聞いてみると…

 今回の炎上騒動について、同社の社長に話を聞こうと、同社に電話をするが、

「多数いただいているお問い合わせにつきましては、文書にてご回答させていただいております。書面をお送りさせていただきますので、そちらをご確認いただけますでしょうか」(同社管理部担当者、以下同)

 と話すが、今回のトラブルについて、どう考えているのか聞いてみると、

「納涼祭は社員全員で行っていました。当社は男性社員の比率が極端に低く、何パターンか写真はあったのですが、女性社員だけが写っている写真を掲載したことが、まずかったなと思っています」

――写真では社長の膝の上に女性が座っている写真がありますが、この女性は社員で間違いない?

「そうですね」

――この行為はセクハラではないのでしょうか?

「セクハラだという認識でおりますし、この行為については会社としては当該女性にできる限りのフォローはさせていただくよう動いています」

 その後、送られてきた文書には《SNS上の写真掲載の件について》との表題があり、

《先般、当社が行いました SNS への投稿により不快な思いをさせてしまいました方々に深くお詫び申し上げます。当社は今回の件を謙虚かつ厳粛に受けとめ、多くの皆様から賜りましたご叱責やご激励を肝に銘じ、今後は厳しい管理体制のもと全社員が一丸となって、信用の回復に努め邁進致します所存でございます》

 と書かれていた。問題は写真掲載ではないと思うのだが……。

 問題となったSNSへの投稿などは現時点で削除されている。今度こそ、過ちから学んでほしい――。

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