カミラ王妃、時代に合った王室のために伝統的な“侍女”職を廃止か

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2022年10月05日 12:41  Techinsight Japan

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「時代に適した組織」を考えているというカミラ王妃
カミラ王妃(75)は、英王室の時代遅れの伝統をいくつか廃止する準備を進めているという。義母のエリザベス女王の死を悼みつつ、王妃として、チャールズ国王(73)の妻としての役割に順応していくなかで、“侍女”については近代的な君主制にそぐわないと考えており、故女王とは異なる対応をするようだ。

英王室には何世紀にもわたって続いてきた“侍女”を従える伝統があるが、カミラ王妃はこれを廃止しようとしているという。王妃は、スタッフの人数を減らすことは「時代に適している」と考えており、「王室のスリム化」を掲げるチャールズ国王の構想にも合っている。

『Daily Mail Online』によると、カミラ王妃の現在のスタッフはこれまで“侍女”が行ってきた職務も引き受け、「1人分の給与で2人分の仕事をする」という形をとるそうだ。

エリザベス女王が亡くなった時、“ヘッドガールズ”の愛称で呼ばれる約7人の献身的な“侍女”がおり、そのうちの何人かは60年以上も女王のそばにいたという。

彼女達は女王の衣装を選び、入浴と着替えを手伝ったり、公文書や個人的な手紙の通信業務、王室のスケジュール管理、女王の公務への同行、家族のプライベートなイベントの手配まであらゆることをこなした。また彼女達は君主の忠実な仲間でもあった。

単に王室への忠誠心だけで、要求の厳しい役割を無給で果たす“侍女”はほとんどの場合、報酬をもらわなくても困らない裕福な貴族の上層部から選ばれたとのことだ。

しかしエリザベス女王に仕えた“侍女”のほとんどが引退する予定であるため、カミラ王妃は「少し違った方法」で組織を整理することにしたという。

ある関係者は次のように述べている。

「カミラ王妃が結婚して初めて自分のオフィスを構えた時、アマンダ・マクマヌスさん(Amanda Macmanus)とジョイ・カムさん(Joy Camm)という2人の優秀な個人秘書を得たんですよ。その彼女達がまさに“1人分の給与で2人分の仕事”を行ったのです。彼女達はすべての公務やプロジェクトを手配するだけでなく、必要に応じて“侍女”としての役目も果たして公務に同行したり、公務中にもらう花束を受け取ったりしていたのです。」

「カミラ王妃のオフィスでは、誰も形式にこだわることなくみんなが協力して仕事をしています。色々な面で劇的な変化が起きていますが、王妃が公式に“侍女”制度を引き継ぐつもりはなさそうです。」

カミラ王妃には現在、2人の忠実で非常に有能な女性秘書ソフィー・デンシャムさん(Sophie Densham)とソフィーの副官であるベリンダ・キムさん(Belinda Kim)がいる。

「彼女達はカミラ王妃のスケジュール管理や公務の予定を取り仕切るだけでなく、すでに公式訪問に同行しており、今後もバッキンガム宮殿で同じことをする予定です」と情報筋は述べ、さらにこう続けた。

「カミラ王妃は少し違ったやり方をなさるでしょう。王妃の2人の個人秘書は“侍女”が行ってきた伝統的な職務の一部を受け持っていますし、彼女の周りには必要な時に必要なだけサポートする友人がたくさんいるのです。」

「ロンドン、スコットランド、国内にたくさんの友人がいます。カミラ王妃は“侍女”に仕えてもらうのではなく、各地にいる友人達に必要な時にサポートしてもらえることが今の時代にふさわしいと考えているのです。」
(TechinsightJapan編集部 雨宮瑠亜奈)

このニュースに関するつぶやき

  • イギリス王室改革(大量リストラ案)発表か。代替わりの後 早速、イギリス国民と揉めそうですね。
    • イイネ!2
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