西武がドラフト1位で獲得すべきは大型本格右腕。野手は中村剛也の後釜を担える長距離砲がほしい

1

2022年10月05日 18:11  webスポルティーバ

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

webスポルティーバ

写真

チーム事情から見るドラフト戦略2022〜西武編

成長著しい投手陣にさらに厚みを

 昨年、12球団ワースト2位のチーム防御率3.94でパ・リーグ5位に終わった西武。そのせいもあったのだろう。昨年秋のドラフトでは1位で隅田知一郎(西日本工業大)、2位で佐藤隼輔(筑波大)という、即戦力と言われたふたりの左腕を獲得して、投手陣の立て直しを図った。

 そして迎えた今季、あれほど"崩壊"が叫ばれていた投手陣が、なんとパ・リーグトップのチーム防御率2.75をマークして、終盤まで首位争いを繰り広げ3位に入ったのだから、プロ野球の世界というのはほんとにわからないものだ。




 ただ、期待のルーキーだった隅田は1勝10敗、佐藤は3勝4敗......この成績を見ると、彼らが加入したことが大きな理由ではなく、既存戦力を見事に底上げしたことが投手陣の好成績につながったことは間違いない。

 しかしシーズン最終盤になって、頼みの投手陣が打たれて敗れる試合が増えた。ということは、まだまだ補強の余地あり......ということか。

増田達至、平良海馬をはじめとして、リリーフ陣の層は厚い。ならば、ドラフト1位は先発陣に食い込める実戦力の高い投手を最優先に獲得したい。

昨年に続いて「左腕」でいくなら、矢澤宏太(日体大/173センチ・73キロ/左投左打)が筆頭だろうが、プロのストライクゾーンになじむまで、少し時間が必要かもしれない。

となれば、エース高橋光成のような大型本格派に食指が動く。それでいて、力みすぎずに変化球を交えて低めで勝負できる菊地吏玖(専修大/183センチ・93キロ/右投左打)ではどうか。140キロの力感で腕を振って、150キロ近い剛速球を投げられるアドバンテージは大きい。

ポスト中村剛也は急務

 次に、ポスト中村剛也を探すのも急務だ。一昨年のドラフトで1位指名した渡部健人は、おそらくそのイメージでの抜擢だったと思われるが、今季イースタンリーグでの打率1割台では、10本塁打でも心細い。

 右の大砲候補である内藤鵬(日本航空石川/三塁手/180センチ・100キロ/右投右打)は、飛ばす能力は一級品。上位で消える可能性も十分に考えられる。

 また、抜群の強肩を誇るイヒネ・イツア(誉/遊撃手/184センチ・83キロ/右投左打)をサードで鍛えてみるのも手だろう。長いリーチでしなやかに、豪快に振り抜くスイングスタイルは十分に大砲候補の資質あり。これまでの西武になかった「個性」で、人気者になる可能性を秘める。

ファームで高卒2年目の長谷川信哉が頭角を現し、長打力と俊足を兼ねた大型リードオフマン誕生の兆しが見え、左ヒザ前十字じん帯損傷の大ケガから1年以上を経て復活途上の若林楽人も控えており、外野陣は先に明るい光が見えてきたような気がする。

1位で先発を担える投手、2位で「ポスト・中村剛也」を獲得できれば、3位以降は若い投手を何人も獲って、近未来のチーム構成の基盤にしたい。

左脇腹を痛めて実戦から離れているが、1位クラスの潜在能力を有する羽田野温生(東洋大/188センチ・95キロ/右投右打)に、好調時の投球はコンスタントに140キロ後半をマークし、多彩な変化球も低めに集められる仲地礼亜(沖縄大/178センチ・78キロ/右投右打)は将来性豊かな逸材だ。

 高校生なら150キロを連発するパワーを秘める齋藤響介(盛岡中央/177センチ・72キロ/右投右打)は、中継ぎエースの森脇亮介タイプ。

 さらに、堂々の体躯から145キロ前後の速球とスライダー、フォークを投げ下ろす田中晴也(日本文理/186センチ・92キロ/右投左打)は高橋光成と重なり、思いきりのいい投げっぷりが魅力の大城元(KBC未来沖縄/181センチ・78キロ/右投右投)には平良海馬のムードが漂う。

 身近にうってつけのお手本がいるというのは、選手の成長力をさらに促進させる。未来の投手王国を築くためにも、今年のドラフトは極めて重要になる。

このニュースに関するつぶやき

  • 右のエースは高橋光成がいるし,松本航や今井,與座とエース候補がいるから,雄星に変わる左のエースが出てきてほしいですね
    • イイネ!1
    • コメント 2件

つぶやき一覧へ(1件)

ニュース設定