レスターのベルギー代表MFユーリ・ティーレマンスの去就に関する話は、FIFAワールドカップカタール2022に本格化するようだ。4日、イギリスメディア『レスター・マーキュリー』が報じている。
ティーレマンスは2023年6月30日でレスターとの現行契約が満了。契約満了を迎える年の1月1日より、国外のクラブ(今回の場合はイングランド国外)との事前交渉・契約締結が自由に行える状況となる。同メディアによると、ティーレマンスはベルギー代表として参戦が予定されているカタールW杯が終了した後、他クラブとの本格的な話し合いを実施すると伝えられている。
また、移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏も、イギリスメディア『コートオフサイド』のコラムにて以下のように語っていたとのこと。
「ユーリ・ティーレマンスに関する具体的な話はまだ無い。確かに、彼はレスターとの契約を延長はしていないが、現時点ではどのクラブとも事前交渉は無い。それはワールドカップの最中、もしくは後に開始されるだろう」
加えて、この記事では同選手がレスターとの契約延長には「確実に」サインしていないことも明らかにし、今夏盛んに噂されていたアーセナルや先日にもリンクされていたユヴェントスなどが獲得に興味を持っているとも伝えられている。
ティーレマンスは現在25歳。2019年の冬にレスターへと加入して以降、プレミアリーグ屈指の中盤として評価を上げている。今季もここまでプレミアリーグ全8試合に出場し、1ゴール1アシストをマーク。ベルギー代表でも2016年11月9日のデビュー以降、通算で54試合の出場経験がある。
契約延長に至らなければ、来夏注目のボスマン・プレーヤーとなり得るティーレマンス。2023年夏、どのクラブのユニフォームを着ているのか注目だ。