「ストレージ」って何? ニュースがわかるIT用語

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2022年10月05日 22:10  ウートピ

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ビジネスやIT、医療分野など、ニュースがよりわかりやすくなるための、メディアでよく見聞きする用語のその意味や使用例を連載で紹介しています。これまでの「ホールディングス」「エビデンス」「コンプライアンス」などの用語は文末のリンク先を参照してください。

今回・第15回は、「ストレージ」という用語の意味を、大正大学表現学部の非常勤講師・前教授で情報文化表現が専門の大島一夫さんに、編集スタッフ・藤原椋(むく)が尋ねました。

ストレージはSSDが主流になっている

スマートフォンを操作していると、「ストレージが不足しています」と表示されるときがあります。「ストレージ」とは何のことでしょうか。

英語の「storage」のことで、直訳では「保管」「倉庫」「記憶装置」という意味になります。パソコンやスマートフォンなどのデジタル機器では、スイッチを切ってもデータが消えないように保存しておく場所「ストレージ」が必要です。

デジタル機器には、本体を動かすプログラムのほか、テキスト、写真、音楽、映像、ゲームなどのデータを長期的に保存(ストレージ)する装置(ハード)が入っています。

ストレージに関連して、「HDD」「SSD」という言葉があります。それぞれどういうものでしょうか。

どちらもストレージ用ハードの名称です。HDDは「Hard Disk Drive(ハード・ディスク・ドライブ)」、SSDは「Solid State Drive(ソリッド・ステート・ドライブ)」の略です。

HDDは聞き馴染みがあるでしょう。内部に回転する磁気ディスクが入っていて、そこにデータの書き込みや読み取りをして保存します。

一方、SSDはフラッシュメモリという半導体を用いたストレージのことで、HDDのように機械的に動く部分はありません。そのためにHDDよりもSSDのほうが、重量が軽い、衝撃に強く故障しにくい、動作音がなくデータの読み書きが速い、そして省電力です。

そうしたことから、現在、モバイルで使われるノートパソコンではSSDが主流になっています。スマホは、小さくするためにSSDの中身であるフラッシュメモリを内蔵していて、仕様表には「ROM」と記されています。 内部、外部、オンラインでデータ保存が可能

ストレージには、パソコンやスマホの内部に搭載されているもの、外部から接続できるものなどがあるのですよね。

パソコンやスマホにあらかじめ搭載されている「内部ストレージ」のほか、パソコンやスマホに接続して使う「外部ストレージ」、インターネット上にデータを保存する「オンラインストレージ」があります。

外部ストレージやオンラインストレージとは具体的にどういうものですか。

外部ストレージには、パソコンに接続するUSBメモリ、外付けHDD、外付けSSDなど、またカード用のスロットがあれば、その規格に合ったSDカードやmicroSDカードなどが使えます。

スマホやダブレットでも同様ですが、USB接続口の端子の規格、カード用スロットの規格が合っていないと使えない場合があるので注意してください。

オンラインストレージは「クラウドストレージ」とも呼ばれ、グーグルやアップル、マイクロソフトなど他にも多くの会社が提供するサービスです。会員登録すれば無料で使用できるものがたくさんあります。

ただし、そのストレージはインターネット上にあるので、インターネット通信ができないと使えません。また使うときにデータをやり取りするので、通信料金に影響することも知っておきましょう。 ストレージの容量を把握しよう

はじめにお話しした、パソコンやスマホの操作中に「ストレージが不足しています」と警告のように表示されるときは、どういう状態なのでしょうか。

それぞれのストレージには容量があります。「SSD:512GB(ギガバイト)」とは、そのSSDの保存容量は512GBだということです。

つまり、ストレージが不足しているとは、空き容量が残り少ないという意味です。「旅行カバンにモノを詰めるとき、スペースが足りなくてこれ以上入りそうにない」というイメージです。

内部ストレージが不足すると、パソコンやスマホの動きが遅くなる、また写真の保存や音楽・映像のダウンロード、アプリケーションの更新などができなくなることがあります。

外部ストレージやオンラインストレージが不足すると、それ以上のデータの保存はできなくなります。

どう対処すればよいでしょうか。

内蔵ストレージからは、不要なデータを削除するか、保存容量が大きい外部ストレージのUSBメモリやSDカード、またオンラインストレージにデータを移すなどしましょう。

パソコンやスマホを新しく購入するとき、ストレージの容量を選ぶ必要があります。選び方のコツはありますか。

まずは使用中の内蔵ストレージの容量を確認してください。いまどれぐらいの容量を使っているのかも合わせて、容易に確認することができます。方法はその機種を紹介するウエブサイトを参考にしてください。

次に、使用中の内蔵ストレージから、写真や動画、使わないアプリなどを除いた容量を把握します。そして、その1.5〜2倍の容量の内蔵ストレージを搭載する機種がお勧めです。

ストレージの容量は大きければそれだけ余裕が生じるので使いやすくなります。ただしその分、値段は高くなるので、そこは財布と相談ですね。

使用中の機種ごとに、それぞれのストレージの種類と容量、また現在の空き容量を把握しておきたいものです。またストレージは端末を購入する際のポイントにもなりそうです。

次回・第 16回は「アクティビティ(仮)」についてお尋ねします。

(構成・取材・文・イラスト 藤原 椋/ユンブル)

このニュースに関するつぶやき

  • 記憶媒体としては、1951年のUNIVAC社の磁気テープストレージが最初。磁気ディスクは1956年にIBMから。IBMは、シーケンシャルなテープに対比させてDASD(ダイレクトアクセスストレージデバイス)と呼んでいたはず。
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