56本塁打&三冠王の村上宗隆 通算868本塁打超えの期待と「メジャー挑戦」の現実味

4

2022年10月06日 06:30  AERA dot.

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

AERA dot.

ヤクルトの村上宗隆
今季のプロ野球界の主役は、ヤクルト・村上宗隆だ。


【写真】イチローが「本当の天才」と言った男とは
 シーズン最終戦となった10月3日のDeNA戦で歴史的偉業を達成した。最終打席の7回に右翼席へ56号ソロ。1964年の王貞治(巨人)がマークした55号を超え、日本人選手のシーズン最多本塁打を樹立した。2013年にウラディミール・バレンティン(ヤクルト)が残したプロ野球記録のシーズン60本塁打超えは叶わなかったが、打率.318、56本塁打、134打点で史上最年少となる22歳で史上8人目の三冠王に。スポーツ紙記者は、この偉業の価値を力説する。


「昔より球場のサイズが広くなり、投手の投げる球速、変化球の精度も向上している。特に今年は投高打低と言われ、各球団の主力打者が成績を落としている中で村上の活躍は驚異的と言える。落合博満さん、松井秀喜さんといった球界を代表するスラッガーをしのぐNPB史上最強打者になれる可能性を秘めている。個人的には王さんのNPB通算868本塁打を超えてほしい。まだ道半ばですが、決して不可能ではないと思います」


 球を遠くへ飛ばす才能に加えてミート能力が高い。村上の凄みは今年の成績がピークに感じられないことだ。19年に高卒2年目で日本人最多タイ記録の36本塁打をマークすると、昨年は9月19日の広島戦で史上最年少で通算100本塁打に到達し、39本塁打で自身初のタイトルを獲得。今季は7月31日の対阪神戦から8月2日の対中日戦にかけてNPB史上初となる5打席連続本塁打をマークするなど、アーチを量産し続けた。128試合終了時点で打率.337、55本塁打、132打点。最終盤に13試合連続ノーアーチで打率も下がり、中日・大島洋平が猛追してきたため首位打者獲得が危ぶまれたが、10月2日の阪神戦を欠場。翌3日のDeNA戦は3打席凡退しても首位打者が確定しているという安心感で、肩の力が抜けた部分もあっただろう。22歳の和製大砲は伸びしろだらけで、来季は2年連続三冠王も十分に狙える。



 高卒5年目終了時点で通算160本塁打。このままNPBでプレーして40歳シーズンの39年まで40本塁打を17年続けると通算840本塁打に届く計算になる。もちろん、50本塁打を超えるシーズンや、NPB記録の60本塁打を超える金字塔を樹立する可能性もある。選手寿命が延び、40歳を超えてもプレーできる環境が整っている。そう考えると、通算868本塁打は決して夢物語ではない。ただ、村上がNPBでプレーを続けることに、メジャー担当の記者は「現実的ではない」と指摘する。


「一昔前のNPBで完結していた時代と違い、身近にメジャーがある。イチロー、松井秀喜ら強打者たちが挑戦してきたように、世界最高峰の舞台で自分の力を試したいという思いを持っている選手は少なくない。村上は今すぐメジャーに来ても30本塁打を打てるでしょう。海外FA権を取得した際はメジャーの複数球団の争奪戦になる。活躍すれば年俸も高騰し続けるのでヤクルトが支払えるのかという問題がある。大谷翔平(エンゼルス)、鈴木誠也(カブス)、筒香嘉智(ブルージェイズ傘下)のように、日本で実績を残してメジャーに挑戦するのが自然の流れだと思います」


 順調にいけば、27年オフに海外FA権を獲得する。球団が了承すれば、ポスティング・システムという選択肢もある。ヤクルトのユニフォームを着た村上の勇姿をいつまで見られるだろうか。(梅宮昌宗)


このニュースに関するつぶやき

  • 来季まで日本、再来年からメジャー行きという前提で…打率2割5分〜8分、本塁打20本台後半くらいかな。問題は守備位置?外野守備練習やっておいて損はないw
    • イイネ!2
    • コメント 2件

つぶやき一覧へ(2件)

ニュース設定