アレック・ボールドウィン、誤射事故の遺族と和解

アレック・ボールドウィンが、映画「ラスト」の撮影現場での誤射事故により死亡した、撮影監督ハリナ・ハッチンスさんの遺族と和解した。

ハッチンスさんは昨年10月、同ウエスタン映画の撮影セットで、アレックが「実弾は入っていない」と伝えられていた小道具の銃の引き金を引いたことにより死亡。ハッチンスさんの遺族は2月、業界の基準違反が幾つかあったとして、アレックや同映画の製作陣を提訴していたが、関係者全員がハッチンスさんの死が事故によるものであることに同意、和解に至った。

現在法廷の承認を待っている状態の和解の具体的な内容については明らかになっていない。

「ラスト」は来年1月に、ハッチンスさんの夫マシュー・ハッチンスさんを製作総指揮に迎え、キャスト全員が復帰するうえで撮影を再開する予定だ。

アレックは、和解の成立をインスタグラムを通して伝え、「この難しい過程を通し、我々は皆、ハリナの息子さんのために最善を尽くしたいという特定の願いを保ち続けた。この悲劇的で辛い状況の解決に貢献してくれた全ての人に感謝する」と綴っている。

一方、夫マシューさんも和解により訴訟を取り下げることを発表した。

「責任に関し（プロデューサー達やボールドウィン氏と）非難しあったり、それを特定することに関心はありません」
「私達は皆ハリナの死は、ひどい事故によるものだと考えています。プロデューサーたちやエンターテイメント・コミュニティが一同となり、ハリナの最後の作品に敬意を表してくれたことに感謝します」

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