サンプドリアは6日、デヤン・スタンコヴィッチ新監督の就任を発表した。契約期間は2023年6月30日までとなり、2024年6月30日まで延長可能なオプションが付いている。
サンプドリアはセリエA第8節終了時点で2分6敗の最下位に沈んでいる。成績不振を受け、今月2日にマルコ・ジャンパオロ前監督を解任していた。
スタンコヴィッチ新監督は現在44歳。現役時代にツルヴェナ・ズヴェズダ、ラツィオ、インテルで活躍し、インテル時代にはセリエA5連覇や2009−10シーズンの3冠達成などに貢献した。
現役引退後はウディネーゼのアシスタントコーチやインテルのチームコディネーター、欧州サッカー連盟(UEFA)のアドバイザーを歴任してきた。2019年12月からツルヴェナ・ズヴェズダの監督を務めると、3シーズン連続で国内リーグ制覇を達成。2年目の2020−21シーズンには無敗優勝を果たした。しかし、チャンピオンズリーグ(CL)では予選突破の壁を超えることができず、今年8月のCL予選敗退後に引責辞任していた。
就任に際し、スタンコヴィッチ新監督は次のようにコメントしている。
「苦しまなければならないことは理解しているが、これからはすべての試合で決勝戦のように取り組まなければならない。私の元監督で友人のジョゼ・モウリーニョがよく言っていたように、決勝戦は戦うものではなく、勝つものなのだ。サンプドリアのプライドを守る義務があるのだから、我々は間違いなく態度を改め、責任を持たなければならないだろう」
【動画】スタンコヴィッチ体制のサンプが始動