今季Bクラスに低迷の巨人・原辰徳監督が来季も続投「外部補強の限界」の指摘

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2022年10月07日 18:00  AERA dot.

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巨人の原辰徳監督
巨人・原辰徳監督が来季も続投することが決まった。球団史上最長の監督16年目を迎えた今季は5年ぶりのBクラスとなる4位に低迷。原政権下で初めてCS進出も逃した。来季は3年ぶりのV奪回を目指すが、その道のりは険しい。


【写真】巨人が獲得調査との噂もある選手とは
  巨人を取材するスポーツ紙記者は、チームの現状についてこう振り返る。


 「今年も戦前から苦戦が予想されていました。エースの菅野智之に絶対的な力がなくなり、先発ローテーションの頭数がそろっていない。打線も長打を打てる選手はそろっているが、接戦で1点を取る野球に課題が残った。巨人が低迷した時は外部からの大型補強でチームを変革してきましたが、もうそういう時代ではない。ソフトバンクを退団し、獲得を検討している松田宣浩もバリバリのレギュラーで働くのは厳しい。FA補強ももろ刃の剣です。活躍しなければ、若手の出場機会を奪うことになり長期的に見ると大きなマイナスになる。チーム再建は時間がかかると思います。来季は正念場の年になるでしょう」


  懸念される大きな問題は主力選手の高齢化だ。坂本勇人(33)、丸佳浩(33)、菅野(32)、中田翔(33)…坂本は度重なる故障で83試合出場にとどまり、規定打席到達が14年連続で途絶えた。中田翔は復活し、丸、菅野も数字だけ見れば及第点の成績を残しているが全盛期の姿を見るとピークを越えた感がある。以前の巨人なら、FAで獲得した選手に衰えが見えた時に、新たに外部補強でカバーすることが多かった。日本ハムからFA移籍した小笠原道大は2007年から4年連続打率3割、30本塁打をマークしたが、11年に83試合出場で打率.242、5本塁打と成績を落とすと、同年オフに新たな主砲として村田修一を横浜(現DeNA)からFAで補強した。


  巨人は03年から4年連続優勝から遠ざかった時期がある。06年は原監督の2次政権1年目で65勝79敗2分と大きく負け越し、4位に低迷した。同年オフに大胆なチーム改革を断行する。



 桑田真澄が退団してメジャー挑戦を表明。仁志敏久が横浜にトレード移籍し、小久保裕紀もFA移籍で古巣・ソフトバンクに復帰した。新たな補強を敢行し、谷佳友がトレードでオリックスから加入。日本ハムの小笠原、横浜の門倉健をFAで獲得した。なお、門倉の人的補償で横浜に移籍したのが工藤公康だった。翌07年に5年ぶりのリーグ制覇を飾ると、同年オフもヤクルトのエースだったセス・グライシンガー、4番打者のアレックス・ラミレス、横浜で守護神を務めていたマーク・クルーンを補強して戦力アップ。09年までリーグ3連覇を飾った。


  他球団の主力選手を補強するのは即効性があると共に、戦力が流出した球団の戦力ダウンにもつながる。ただ、この手法が現在も通用するかと言うと疑問符が付く。


  パリーグ球団の編成担当は、こう指摘する。


 「エースや4番で活躍する外国人選手が減りました。FAで獲得する選手も旬なのは3、4年。そう考えると、生え抜きをきっちり主力に育てているチームの方が強い。FAなどの外部補強に頼っていないヤクルト、オリックスがリーグ連覇を果たしたのは好例です。育成能力が低い球団は勝てない時代になっている」


 巨人は、再び常勝軍団を築けるか。(梅宮昌宗)


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