今年も帝京大が盤石? 関西の雄も好調! 全国大学ラグビー選手権へ向け“勢力図”は

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2022年10月07日 18:00  AERA dot.

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帝京大の相馬朋和新監督
大学ラグビーの各リーグ戦が開幕し、ここまでに序盤戦を終えた。昨年度までの2シーズンは新型コロナウイルスの感染拡大のため、無観客で開催したり大会方式の変更を強いられたりもしたが、今シーズンは関東、関西の最上位3リーグがいずれも全試合有観客で開催されている。ラグビー場にも、ようやく日常が戻ろうとしている。今月末から11月にかけて始まる後半戦で全国大学選手権の出場校やシードにつながる各リーグ戦の順位が決まり、今シーズンの勢力図も見えてくるはずだ。



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 昨年度の全国大学選手権で4大会ぶりに大学王座に返り咲いた帝京大学が所属する関東大学対抗戦Aグループ(8校)は9月10日に開幕した。前半戦は昨年度の上位校が下位校と対戦しており、昨年度の1〜4位の帝京大学、早稲田大学、明治大学、慶應義塾大学はここまでそろって3連勝となっている。


 前人未踏の大学選手権9連覇を達成した岩出雅之氏から相馬朋和新監督に指揮官がバトンタッチした帝京大は立教大学に大勝して対抗戦初陣を飾ると、2戦目の青山学院大戦は前半こそ5―0と苦しんだものの、終わってみれば52―0と2試合連続の無失点勝利。続く筑波大学戦は前半リードを許し、後半6分には12―20と差を広げられたが、そこからの5連続トライで終わってみれば45―22と快勝だった。


 早大も青学大との初戦は38―8で勝ったものの前半は7―3、筑波大戦は前半に23―0とリードしながら後半は0―17と不安定な試合が続き、3試合目の日本体育大学戦でようやく102―0と快勝した。明大は9月10日の初戦で筑波大を33―22と突き放すと、日体大から74点、立大からは88点を奪ってともに無失点勝利を挙げた。慶大は立大に前半5―7とリードされたが(最終スコアは36―7)、日体大、青学大は危なげなく下している。


 対抗戦Aグループは全チーム試合がない週末(BYE)をはさみ、10月16日に再開。11月から後半戦となり、6日の明大―慶大戦(埼玉・熊谷ラグビー場)を皮切りに上位校同士の対戦が始まる。ただし、その前の10月16日にある慶大―筑波大戦(神奈川・小田原市城山陸上競技場)も注目だ。筑波大は3連敗中だが、帝京大を後半序盤までリードしたほか、明大戦でも後半13分に一度は追いつき、早大戦ではトライ数で3―2と上回った。慶大に勝って勢いにのり、残りの試合に全勝すれば4位以上が見えてくる。



 11月6日、熊谷の2試合目では帝京大と早大が対戦。20日は帝京大―明大戦、23日は慶大―早大戦がともに東京・秩父宮ラグビー場で開催され、最終節は12月3日に慶大―帝京大戦(秩父宮)、4日に早大―明大戦(東京・国立競技場)が行われる。早明戦が国立競技場で行われるのは、旧国立競技場最後のシーズンで試合後に松任谷由実さんが「ノーサイド」を歌った2013年以来。この時は早大が15―3で明大を下し、観客は4万6961人だった。


 今のところ番狂わせがない対抗戦とは対照的に、関東大学リーグ戦1部(8校)では序盤から波乱が起きている。


 4連覇中の東海大学が9月11日の初戦で東洋大学に24―27で敗れた。東洋大は昨年度2部で2位となり、入れ替え戦に勝って今シーズンから1部に復帰したばかり。この試合は29シーズンぶりの1部の舞台だった。東洋大は後半36分のトライで27―24と逆転し、終了直前に東海大に連続攻撃で自陣に攻め込まれたが、必死のタックルで相手のミスを誘い、逃げ切った。1部での勝利はさらにさかのぼって30年ぶりだった。


 東洋大は2戦目も関東学院大学相手にリードが二転三転する接戦を38―31と制して連勝したが、1週間後の大東文化大学戦ではラスト1プレーで逆転のPGを決められ、26―27で惜敗して3連勝はならず。それでも、昨年度3位の相手に後半15分の時点で0―24と差をつけられながら、そこから4連続トライで一時は試合をひっくり返し、地力のあるところを示した。


 昨年度は6勝1分けと負けなしで2位と躍進した日本大学は、ここまで黒星が先行している。初戦の立正大学には勝ったものの、続く法政大学戦と流通経済大学戦は連敗。ともに前半の失点が痛かった。一方、昨年度6位の法大は大東大、日大に連勝スタート。東海大には大敗したが上位をうかがえる位置につけている。


 これまでのところ、昨年度は3勝4敗と負け越して5位だった流通経済大学が3連勝で首位。2勝1敗で東海大、東洋大、法大が続いている。リーグ戦もBYEをはさんで、10月15、16日の週末から再開。10月30日から始まる昨年度上位校同士の対戦の前に、16日の東海大と流通経大の対戦(群馬・太田市運動公園陸上競技場)は優勝の行方を大きく左右する一戦になりそうだ。最終日の11月27日には昨年度は引き分けた東海大と日大の対戦(秩父宮)などが行われる。



 関西大学Aリーグでは、過去に4度の大学日本一に輝いた同志社大学が9月18日の開幕戦で立命館大学に15―19で敗れた。トップリーグ時代のサントリーサンゴリアスで選手として活躍した宮本啓希新監督の初陣を飾れず、立命大には春季トーナメントに続く連敗。同大は1週間後、後半36分の逆転PGで26―25と関西大学を辛くも下したが、復活への厳しい道のりを感じさせる戦いが続いている。


 昨年度は23年ぶりに優勝すると全国大学選手権でも準決勝まで進み、王者となる帝京大を後半終盤までリードする健闘をみせた京都産業大学は、関西学院大学と摂南大をともに大差で下して2連勝。2020年度の全国大学選手権で関西勢として36大会ぶりの優勝を果たした天理大学も関西大学戦と立命大戦に危なげなく勝ち、この2校のみが負けなしとなっている。


 関西大学Aリーグは第2節が2週末にまたがる変則日程だった他は11月20日の第7節まで毎週試合を行い、12月3日に最終節がある。京産大と天理大は第6節の11月20日に京都・たけびしスタジアム京都(西京極陸上競技場)で対戦する。


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  • やっぱ明治は対抗戦3番手評価までかな。
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