私は高校を卒業して地元の会社で事務をしていたけど、どうしても東京に出たくて、2年前に上京。一緒に上京した友人はキラキラとした顔で「これから自分で自分を幸せにするんだ!」と言っていました。私はアパレルの仕事についたものの、何だか「思っていたのと違う」毎日。6畳の古い1Kアパートに住んで、ひたすら家賃と生活費を稼ぐだけの日々。思い描いていたような華やかな東京生活とは無縁で、何度も地元に帰ろうと思っていたけど……がんばって残って本当によかった!
結納金をもらって、憧れの高級ホテルで挙式も決まり、結婚費用は彼のご両親が出してくれる! 結婚相手で人生が決まるって本当だなと思いました。
その後、彼との間はギクシャク。結婚式の話も進みません。挙句の果てに「一旦婚約破棄しない?」なんて言われます。信じられません。泣き叫んで自殺をほのめかしても効果はなし。
結局、私の母を呼んで話し合いをするも婚約破棄という結果になってしまいました。
まだ若いし、これからまた私を幸せにしてくれそうな人を探すしかないかなと思っていましたが……、ふと、母との会話で虚しさを感じてしまったのです。そんなとき「自分で自分を幸せにする」という選択もあるのだと、私は友人の言葉を思い出すことができたのです。私の人生はこれからです。誰かのお財布に頼る人生は、もうやめます。
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