横浜F・マリノスが優勝へ王手。シーズン最終盤でますます輝く攻撃のコンビネーションが効いている

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2022年10月08日 07:31  webスポルティーバ

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サッカーIQラボ 〜勝負を決めるワンプレー〜

Question 
永戸勝也が持ち上がったあと、横浜FMはどのように相手を崩したか?

 Jリーグ第31節、名古屋グランパス対横浜F・マリノスが行なわれ、アウェーの横浜FMが4−0で勝利を収めた。

 首位の横浜FMはこれで勝ち点を62に伸ばし、同節で2位川崎フロンターレが敗れたため、勝ち点差は8ポイントまで広がった。

 立ち上がりから名古屋が積極的に前からプレスをかけにいくが、横浜FMはビルドアップでそれをかわし、前半16分に水沼宏太のゴールで先制に成功する。

 後半開始1分に再び水沼が加点すると、試合終了間際の45分にレオ・セアラ、アディショナルタイム6分に藤田譲瑠チマがダメ押しの4点目を決めて、横浜FMの大勝となった。

 今回は、水沼の先制点のシーンを取り上げる。

 前半16分、中盤右サイドでの競り合いでアンデルソン・ロペスがボール収めると、左サイドバック(SB)の永戸勝也がオーバーラップ。パスをもらった永戸は縦へ運んでいく。




 そこへ、名古屋のセンターバック(CB)中谷進之介が飛び出してきた。

 次の場面で永戸はなにを選択して名古屋を崩しただろうか、というのがQuestionである。

Answer 
アンデルソン・ロペスとのワンツーで裏へ抜け出し、クロスを水沼が合わせた

 この試合では、横浜FMの両SBのオーバーラップが非常に効いていた。




 名古屋は3−4−2−1のシステムで、中盤4枚は2ボランチとウイングバック(WB)という構成だ。そして横浜FMの両ウイングが前線でタッチライン際に立つと、名古屋の両WBが後退して5バックになり、2ボランチ脇のスペースが空く形となっていた。

 その中盤のスペースを突いたのが横浜FMの両SBだった。先制のこのシーンもまさにそういった場面である。

 アンデルソン・ロペスがボールを収めると、エウベルが前線左に張ることで空いたスペースに永戸が上がってパスを受け、そのままボールを持ち運ぶ。名古屋の2ボランチはアンデルソン・ロペスにかわされているため、CBの中谷が飛び出してきた。

 次の瞬間、永戸はアンデルソン・ロペスに再びボールを預け、釣り出された中谷の背中のスペースへスプリント。アンデルソン・ロペスからワンツーの折り返しの縦パス受けて抜け出し、最後はクロスを水沼が合わせて先制点。

 この時、右サイドから中へ入ってきた水沼は、永戸が抜け出した瞬間にファーサイドへ動き、マークについた丸山祐市を一瞬ファーへ動かすとニアへ走り込んでクロスに合わせた。まるでストライカーのように洗練された駆け引きだった。

 横浜FMはこれで2位・川崎フロンターレとの勝ち点差を8ポイントに広げ、残りはどちらも4試合。次節、横浜FMが勝ち、川崎が引き分け以下で優勝が確定する。互いに残留争いを演じているクラブが相手(横浜FM対ガンバ大阪、川崎対清水エスパルス.)。なにが起こるかわからない次節に注目である。

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