リーグ・アン第10節が8日に行われ、スタッド・ランスとパリ・サンジェルマン(PSG)が対戦した。
現在リーグ戦5連勝中のPSGが、4試合勝利から遠ざかっているスタッド・ランスのホームに乗り込んでの一戦。PSGは3日前に行われたチャンピオンズリーグ(CL)のベンフィカ戦からスタメンを5人変更。パブロ・サラビアやカルロス・ソレールらが先発に名を連ねた。なお、スタッド・ランス所属の日本代表FW伊東純也は出場停止のため欠場となった。
試合を優位に進めたのはアウェイのPSG。13分、浮き球のスルーパスに抜け出したキリアン・エンバペがボックス内左からグラウンダーのクロスを供給。こぼれ球を拾ったファビアン・ルイスがボックス内から左足でシュートを放つも、相手GKの好セーブに阻まれ先制点とはならず。33分にはC・ソレールの絶妙なスルーパスに抜け出したエンバペが決定機を迎えるも、またもやGKの好守に阻まれた。
対するスタッド・ランスは35分に決定機。ボックス内でボールをキープしたマーシャル・ムネツィが巧みな反転から右足を振り抜くも、PSGのGKジャンルイジ・ドンナルンマが右手一本でセーブし、得点には至らなかった。
41分、ファウルの判定に抗議を行ったセルヒオ・ラモスに対し、2度に渡ってイエローカードが提示され、レッドカードで退場に。PSGは残り時間を10人で戦うことを余儀なくされた。
迎えた後半、数的優位のスタッド・ランスが攻勢に出る。52分、敵陣左サイドの深い位置でボールをキープしたアルベル・ゼネリが巧みなドリブルでボックス内に侵入。カットインから右足を振り抜くも、GKドンナルンマの好セーブに阻まれ、ゴールネットを揺らすことはできず。
PSGは58分にC・ソレールを下げ、ネイマールを投入。すると67分、そのネイマールに決定機が訪れる。前線でボールをキープしたエンバペがDFラインの背後にスルーパスを供給すると、抜け出したネイマールはGKと一対一に。しかし左足で放たれたシュートは枠の左に外れ、絶好のチャンスを生かすことができない。
終盤にかけてはスタッド・ランスに押し込まれる時間が長かったPSGだが、集中した守備で得点を与えず。結局ゴールネットが一度も揺れることなく、試合は終了。0−0のスコアレスドローに終わった。PSGは首位をキープしたものの、リーグ戦の連勝は「5」でストップ。対するスタッド・ランスも5試合勝利なしとなっている。
次節、スタッド・ランスは15日にアウェイでロリアンと、PSGは16日にホームでマルセイユと対戦する。
【スコア】
スタッド・ランス 0−0 パリ・サンジェルマン