アーセナル、リヴァプールとの激闘を制して首位キープ! 冨安はプレミアで今季初のフル出場

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2022年10月10日 02:32  サッカーキング

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アーセナルがリヴァプールを下す [写真]=Getty Images
プレミアリーグ第10節が9日に行われ、アーセナルがホームにリヴァプールを迎えた。

 開幕からここまで絶好調のシーズンを過ごしているアーセナル。プレミアリーグ8試合を消化した段階で7勝を挙げており、1日に行われた第9節、トッテナムとの“ノースロンドン・ダービー”ではライバルを3−1で撃破した。ヨーロッパリーグ(EL)でもターンオーバーを実施しながら2連勝を記録。リーグ首位の座を譲らないためには、リヴァプール戦での勝利は必須だ。一方、リヴァプールは開幕7試合を終えた段階で2勝4分1敗と、ドローが多いシーズンに。優勝戦線についていくためにも、首位を走っているアーセナルを相手に勝利を掴みたい。

 アーセナルは前節のトッテナム戦からスターティングメンバー1名を変更。ふくらはぎの負傷が確認されたオレクサンドル・ジンチェンコがこの試合を欠場しており、左サイドバックのポジションには冨安健洋が起用された。冨安は今季のプレミアリーグ初のスタメン出場となっている。一方、リヴァプールを率いるユルゲン・クロップ監督は直近のチャンピオンズリーグ(CL)・レンジャーズ戦と同じ11名をチョイス。フィルジル・ファン・ダイク、チアゴ・アルカンタラ、モハメド・サラーらが並んでいる。

 試合はキックオフ直後、絶好調のホームチームがスコアを動かす。1分、自陣でボールを奪ったウィリアン・サリバから攻撃がスタート。ベン・ホワイトを経由して右サイドのブカヨ・サカにボールが渡ると、縦への持ち運びから中央のマルティン・ウーデゴーアへ送る。前を向いたウーデゴーアが門を通すスルーパスを通すと、フリーで抜け出したガブリエウ・マルティネッリがネットを揺らした。

 電光石火のゴールでアーセナルが先制した後は、一進一退の攻防が続いたものの、30分にはリヴァプールにビッグチャンス。右サイドに流れたダルウィン・ヌニェスがアーリークロスを送ると、下がりながら対応したサリバがボールに反応。これはアーセナルのゴールに向かったものの、GKアーロン・ラムズデールの反応でオウンゴールとはならなかった。さらに32分には右サイド開いた位置で受けたサラーが巧みなドリブルでボックス内に侵入。得意の左足で狙ったものの、シュートはわずかに枠を外れている。

 徐々にリヴァプールが得点の匂いを漂わせると、34分に再びスコアが動く。トレント・アレクサンダー・アーノルドのフィードがアーセナルのガブリエウ・マガリャンイスに当たってこぼれると、このボールにルイス・ディアスが反応。右に流れてグラウンダーのクロスボールを送ると、最後はヌニェスが押し込んだ。プレミアリーグ開幕戦以来となるヌニェスのゴールで、リヴァプールが試合を振り出しに戻している。



 42分にはリヴァプールにアクシデント。L・ディアスがケガでプレー続行不可能となり、ロベルト・フィルミーノとの交代を強いられる。それでも前半残り時間はリヴァプールが試合の主導権を握ったが、前半アディショナルタイムにアーセナルのカウンターアタックが炸裂。自陣深い位置でガブリエル・ジェズスがボールを奪うと、左サイドのマルティネッリへ。縦突破でボックスに侵入したマルティネッリは切り返しから右足でグラウンダーのクロスを送ると、ファーサイドでフリーになっていたサカが流し込む。前半のラストプレーでアーセナルが勝ち越しに成功し、試合はハーフタイムに突入した。

 後半に入ると再びリヴァプールが同点に追い付く。敵陣中央でボールを引き出したディオゴ・ジョッタが最終ラインの背後にスルーパスを送ると、反応したのはフィルミーノ。左足でネットを揺らし、リヴァプールが反撃の狼煙を上げた。

 その後はホームチームのアーセナルが攻撃の回数を増やし、リヴァプールのゴールに襲いかかったものの、なかなかゴールを奪うことができない。それでも73分、ゴール前のルーズボールを拾いながら何度もシュートまで持ち込むと、その流れの中からボックス左でボールを受けたジャカが低いクロスボールを供給。反応したジェズスがチアゴのファウルを誘い、PKを獲得した。このPKをサカがゴール左下に決め、アーセナルが三度勝ち越しに成功している。



 その後はリヴァプールも反撃を試みたものの、これ以上の得点は生まれず。試合はこのまま終了し、アーセナルがプレミアリーグ3連勝を飾った。冨安はフル出場を果たしている。一方、リヴァプールは前節ブライトン戦に続いて勝ちきれず、3試合連続白星から見放されている。

 次節、アーセナルはミッドウィークのELを挟み、16日に敵地でリーズと対戦する。一方、リヴァプールは敵地でのCLを戦った後、16日にマンチェスター・Cをホームに迎える予定だ。

【スコア】
アーセナル 3−2 リヴァプール

【得点者】
1−0 1分 ガブリエウ・マルティネッリ(アーセナル)
1−1 34分 ダルウィン・ヌニェス(リヴァプール)
2−1 45+5分 ブカヨ・サカ(アーセナル)
2−2 53分 ロベルト・フィルミーノ(リヴァプール)
3−2 76分 ブカヨ・サカ(PK/アーセナル)

【スターティングメンバー】
アーセナル(4−1−4−1)
GK:ラムズデール
DF:ホワイト、サリバ、ガブリエウ、冨安
MF:トーマス、サカ(90+4 F・ヴィエイラ)、ウーデゴーア(82分 ティアニー)、ジャカ、マルティネッリ
FW:ジェズス(90+1分 エンケティア)

リヴァプール(4−2−3−1)
GK:アリソン
DF:A・アーノルド(46分 J・ゴメス)、マティプ(69分 コナテ)、ファン・ダイク、ツィミカス
MF:チアゴ、ヘンダーソン、サラー(69分 ファビーニョ)、ジョッタ(81分 エリオット)、L・ディアス(42分 フィルミーノ)
FW:ヌニェス

※10月10日2時40分追記 
リヴァプールの成績に誤りがあったため、本文を訂正しております。読者の方には、深くお詫びを申し上げます。

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