リヨンが指揮官交代を決断…ボス監督を解任、後任にはブラン氏を招へい

リヨンは9日、ピーター・ボス監督の解任と、ローラン・ブラン氏の新監督就任を発表した。

　リヨンは2021年5月にボス監督を招へいし、2023年6月30日までの2年契約を締結。昨シーズンは8位フィニッシュとなり、欧州大会の出場権を逃したことで今夏の解任も噂されたものの、最終的には続投となった。それでも、今シーズンも第10節終了時点で4勝2分け4敗、勝ち点「14」で9位と成績を改善させることはできていなかった。

　このような状況からリヨンはボス監督とアシスタントコーチのロブ・マース氏、フィットネスコーチのテリー・ピーターズ氏がクラブから離れることを発表。なお、後任となるブラン氏とは2024年6月30日までとなる2年契約を締結したことも明らかにしている。

　現在56歳のブラン氏は現役時代にモンペリエ、ナポリ、バルセロナ、マルセイユ、インテル、マンチェスター・Uなどでプレーした。現役引退後は2007年にボルドーの監督に就任すると、3年に渡りクラブを指揮。2010年にはフランス代表監督に就任し、2012年6月まで27試合を指揮した。2013年6月にPSGの監督に就任すると、2014−2015、2015−2016シーズンは国内4冠に導いた後、2016年6月に退任。2020年12月からカタールのアル・ラーヤンで指揮官を務めたが、今年2月に退任して以降はフリーとなっていた。