【セCSファーストステージ第3戦】
● DeNA 2 − 3 阪神 ○
<10月10日 横浜>
セ・リーグのCSファーストステージ第3戦は阪神が逃げ切り勝利。同ステージ通算2勝1敗でDeNAを下し、ファイナルステージ進出を決めた。
先発の才木は2回に先制ソロを浴びると、3回は暴投で2点目を失い、なおも一死一、三塁のピンチを作り降板した。これ以上の失点は避けたい場面で、才木をリリーフした2番手・浜地が大仕事。4番・牧を二ゴロ併殺に仕留め、見事な火消しで窮地を脱した。
すると直後の4回表、二死無走者で6番・佐藤輝がCS初アーチをバックスクリーン右へ。浜地の好救援に応える追撃ソロで、すかさず1点差に迫った。
6回は先頭の2番・北條が三塁線突破の二塁打でチャンスメイクすると、続く近本は送りバントを2度失敗したが、追い込まれたあとの6球目をフルスイング。捉えた打球は右翼フェンス直撃の同点適時二塁打となった。4番・大山はバント失敗で捕邪飛に倒れたものの、一死後、5番・原口が逆転適時打を左前へ。3−2と試合をひっくり返した。
1点リードの6回以降、救援陣はイニングまたぎの岩貞、2戦連続リリーフの西純、そしてCSでは抑えを託されている湯浅がピンチを招きながらも無失点リレー。若き投手陣の力投が光り、リーグ王者・ヤクルトが待つファイナルステージに駒を進めた。