遺伝性の心臓疾患により現役引退を余儀なくされた元ザンビア代表MFエノック・ムウェプが、自身の公式Twitter(@EnockMwepu45)でメッセージを公開した。
現在24歳のムウェプはFCリーフェリング(オーストリア)やザルツブルクでのプレーを経て、2021年夏にブライトンに加入。同クラブの中盤の主力として、昨シーズンは公式戦22試合に出場し3ゴール6アシストを記録。今シーズンもここまでプレミアリーグで6試合に出場していた。
今後のさらなる活躍も期待されていたムウェプだったが、10日に所属クラブのブライトンが突如として同選手の現役引退を発表。ムウェプの心臓に遺伝性の疾患が見つかり、今後もプレーを継続した場合には心臓に致命的な症状が現れる可能性が極めて高いため、引退を余儀なくされたとクラブは発表している。
24歳にしてスパイクを脱ぐこととなったムウェプ。10日にツイッターを更新し、自身のキャリアに関わったすべての人々への感謝の思いを次のように綴っている。
「チャンビシというザンビアの小さな町からやってきた一人の少年からニュースがある。彼は最高峰の舞台でサッカーをするという夢を追い続け、神からの恵みによってプレミアリーグまでたどり着き、夢を実現させた」
「しかし、どんな夢にも終わりは来るものだ。悲しいことだが、医療的なアドバイスを受けて、スパイクを脱ぐ必要があるということを発表したい。でも、サッカーとの関わりはこれで終わりではない。今後も何らかの形で関わっていくつもりだ」
「この場を借りて、妻と家族、エージェント、ザンビアサッカー協会、過去に所属したすべてのクラブ、そのチームメイトとコーチ、そして特にブライトンのみんな、僕のサッカー人生を支えてくれたすべての人々に感謝を伝えたい。本当にありがとう」
【投稿】ムウェプが惜別と感謝のメッセージ
❤️ pic.twitter.com/8F2lTabjJg— Enock Mwepu (@EnockMwepu45) October 10, 2022