マンチェスター・Cに所属するノルウェー代表FWアーリング・ハーランドの契約には、数年後から有効な契約解除条項が含まれているようだ。11日にイギリスメディア『アスレティック』が報じた。
ハーランドは今夏、ドルトムントからマンチェスター・Cに加入。ここまで公式戦13試合に出場し、20ゴールを挙げている。
『アスレティック』によると、ハーランドの契約は2024年夏から1億7550万ポンド(約282億円)の契約解除条項が発生し、2027年6月30日の契約満了が近づくにつれ、徐々に減額されていくという。なお、契約解除条項はプレミアリーグ以外のクラブのみ行使できる模様で、国内のライバルが同選手を引き抜くことは実質不可能だ。
契約解除条項は巨額に設定されているが、マンチェスター・Cの主力選手に対する過去のスタンスに鑑みれば、適切なオファーさえ届けば契約解除金以下での売却もあり得ると『アスレティック』は予想。それでも、ハーランドの獲得を試みるクラブは、移籍金以外にも莫大な出費を強いられることになる。
マンチェスター・Cがドルトムントに支払った移籍金は5100万ポンド(約82億円)だったが、代理人手数料やボーナスを含めた契約全体はおよそ8500万ポンド(約137億円)に達したという。また、ハーランドの給与はマンチェスター・Cでトップの週給37万5000ポンド(約6000万円)となっており、次の契約締結ではさらなる増額が予想されている。
ハーランドの獲得にはレアル・マドリードやバルセロナが関心を示している模様だが、果たして2024年夏の移籍市場で世紀のディールは実現するのだろうか。