チャンピオンズリーグ(CL)・グループF第4節が11日に行われ、シャフタール(ウクライナ)とレアル・マドリード(スペイン)が対戦した。
この一戦から引き分け以上の結果を持ち帰れば、決勝トーナメント進出を早くも決めることとなるレアルは、ポーランドで行われた戦いで大きくメンバーを変更。前線にはカリム・ベンゼマ、ロドリゴに並んでエデン・アザールが入り、CBはアントニオ・リュディガーとナチョ・フェルナンデスのコンビに。ゴールマウスはウクライナ人GKアンドリー・ルニンが任された。
試合は序盤からレアルがボールを握り、シャフタールがカウンターを狙う展開が続く。18分にはカリム・ベンゼマが見事なトラップから左足で急襲するも。36分にもパスでの崩しからベンゼマ、ロドリゴが立て続けにゴールを狙うが
するとハーフタイム明け直後の46分、シャフタールは左サイドからボグダン・ミヒャイリチャンコがふわりとしたクロスを送ると、ファーでオレクサンドル・ズブコフが競り勝つ。ヘディングシュートがゴールを揺らし、シャフタールが試合の均衡を破った。
リードされたレアルは直後、ヴィニシウス・ジュニオールとルカ・モドリッチを投入。それでもゴールチャンスを作ったのはシャフタールで、65分にはカウンターからラシナ・トラオレが決定機を迎えたものの、シュートはバーをかすめる。流れを変えたいレアルはさらに69分、マルコ・アセンシオ、エドゥアルド・カマヴィンガ、ダヴィド・アラバの3枚替えを決行した。
終盤にかけて猛攻をしかけるレアルは、87分にルーカス・バスケスのクロスにヴィニシウスが頭で合わせるも枠を捉えられず。さらに90+2分には、トニ・クロースのボールにリュディガーが頭で合わせたものの、シュートはわずかにポストの横を通過する。するとこのまま終わるかに思われた90+5分、またしてもクロースのボールにリュディガーが競り勝つと、今度はヘディングシュートがゴールに吸い込まれ、土壇場で同点に追いついた。
試合はこのまま終了。劇的な同点弾を手にしたレアルは、勝ち点を「10」に伸ばしてグループステージ突破を決めた。一方、目前で勝利を逃したシャフタールは、勝ち点が「5」にとどまり3位に順位を下げた。
次節は25日に行われ、シャフタールはセルティックと、レアル・マドリードはライプツィヒとそれぞれ敵地で対戦する。
【スコア】
シャフタール 1−1 レアル・マドリード
【得点者】
1−0 46分 オレクサンドル・ズブコフ(シャフタール)
1−1 90+5分 アントニオ・リュディガー(レアル・マドリード)