ドルトムントに所属するイングランド代表MFジュード・ベリンガムが、セビージャ戦を振り返った。欧州サッカー連盟(UEFA)の公式サイト『UEFA.com』がコメントを伝えている。
チャンピオンズリーグ(CL)・グループG第4節が11日に行われ、ドルトムントはホームでセビージャと対戦。18分に先制点を許すと、35分にベリンガムのゴールで試合を振り出しに戻す。それでも、勝ち越しゴールは奪えず、1−1のまま試合は終了し、決勝トーナメント進出を決めることはできなかった。
試合後、ベリンガムは「勝ち点3が欲しかったので難しいものとなったが、自分たちが成し遂げたことについては一定の評価もしなければならない。本当に厳しい試合がいくつかあったが、ここに戻ってきてエネルギーを見せられたことはとても素晴らしかった。勝利することはできなかったが、残りの2試合を神経質になりすぎることがないようにセビージャに得点を許さないことが重要だった」と振り返った。
この試合で得点を挙げた現在19歳のベリンガムは今シーズンのCLで4試合連続ゴールをマーク。すでに10代の中盤の選手ではCL史上初の3試合連続得点者になっていた同選手はこの記録を更新した。さらに、2004−05シーズンにウェイン・ルーニー氏が記録した3ゴールを超え、10代のイングランド人では1シーズン最多得点記録も樹立した。
また、データサイト『OPTA』によると、ベリンガムはフランス代表FWキリアン・エンバペ、ノルウェー代表FWアーリング・ハーランドに続き、10代で4試合連続ゴールを挙げたCL史上3人目の選手にもなったという。
4試合連続ゴールを記録したベリンガムだが、「ゴールは勝利した時にだけ楽しめるものだ」とチームの結果の方が重要なことであることを強調した。
「今日はいつものようにゴールの時にあまり喜べなかった。なぜなら、試合には勝っていなかったし、それが常にピッチでの野望でもある。ゴールを決めることはいいことだが、常にチームが一番だ。突破を決めることはできなかったが、後2試合も残っている」