アトレティコ・マドリードのポルトガル代表FWジョアン・フェリックスは、クラブ・ブルッヘで自身が起用されなかったことに激怒していたようだ。12日、スペイン紙『アス』が伝えている。
12日、ホームにクラブ・ブルッヘを迎えたアトレティコは、シメオネ監督が試合後に“今シーズン最高の試合のひとつ”と称賛するパフォーマンスを見せたものの、堅守の前になかなかゴールを決めることができず。ここまでチャンピオンズリーグ(CL)では1勝2敗で勝利が欲しいなか、後半には次々と攻撃的な交代カードを切って攻勢に出た。しかし最後までゴールを奪うことはできず、試合は0−0のドローに終わっている。
この試合後に議論を呼んだのは、ベンチ入りしたものの最後まで起用されることのなかったフェリックスの行動だ。10月に入ってからは、途中出場でわずかな時間しかプレーしていなかった22歳のテクニシャンだが、ついにこの試合では今季初めて出場機会が与えられなかった。78分、シメオネ監督が最後の交代カードとしてアクセル・ヴィツェルを呼ぶと、アップからベンチへ戻ったフェリックスは自身が着ていたビブスを地面に叩きつけ、怒りを露わにした。
さらに試合後には、フェリックスが自身の公式Twitterアカウントにて、古巣のベンフィカファンによる「ここなら君はリスペクトされる。家に帰ってきて、フェリックス」というツイートに“いいね”をしていることが判明。ベンチでの激怒した様子に拍車をかけるように、退団を望んでいるのではとの憶測を呼び、起用法へ不満を溜めていると注目を集めている。
ポルトガルの若きスターは、これからシメオネの評価を覆し、苦戦するアトレティコに結果をもたらすこととなるのだろうか。