“至上命題”果たせずに…E・ガルシア、GS突破に黄信号も諦めず「進み続けるしかない」

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2022年10月13日 17:58  サッカーキング

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諦めない姿勢を示したDFエリック・ガルシア [写真]=Getty Images
バルセロナのスペイン代表DFエリック・ガルシアが、12日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)・グループC第4節インテル戦を振り返った。同日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。

 今夏の移籍市場で大型補強敢行し、“ビッグイヤー”戴冠を目指すバルセロナ。グループC開幕節では大勝したが、その後は2連敗を喫し、グループ3位に転落した。迎えた第4節、バルセロナは「3」ポイント差で背中を追う2位インテルと対戦。負ければグループステージ敗退が決定する同クラブは40分、FWウスマン・デンベレのゴールで先制に成功した。しかし後半、インテルに試合をひっくり返されると、一度は同点に追いついたものの、89分に痛恨の失点。それでも後半アディショナルタイム、FWロベルト・レヴァンドフスキがゴールネットを揺らして、首の皮一枚繋げる。このまま3−3で終えたバルセロナだが、決勝トーナメント進出には黄信号が灯っている。

 まず、E・ガルシアは「前半は、自分たちが望んでいた通りの展開だった。それでもハーフタイム中、このままではいけないと思っていたし、後半はもっと頑張らなければならないと決意していたのに…」と吐露。続けて「コントロール不足が目立ってしまった。僕たちは3バックのまま、ハイラインを維持するというリスクを冒した結果、15分間で殺された」と試合を振り返った。

 2014−15シーズン以来となるCL制覇に向けて、並々ならぬ覚悟を示してきたバルセロナ。しかしながら、勝利が“至上命題”の試合で痛恨の勝ち点1に終わり、2シーズン連続となるグループステージ敗退の可能性が高まってきた。悔しさを滲ませるE・ガルシアは「僕たちの使命は、試合に勝つことだった。大きなチャンスがあったのに、それを活かすことができなかった」と省察。また「このレベルでは、ミスが許されない。それでも、最後まで戦い、敗退しないための引き分けには持ち込んだ。僕たちは進み続けるしかない」と諦めていない姿勢を示している。

 その一方で、バルセロナはラ・リーガでは開幕8試合無敗を維持して首位に立っている。そして16日、第9節でレアル・マドリードとの対戦を控えている中、E・ガルシアは「ラ・リーガとヨーロッパで、なぜこれほどまでに差があるのかは、なんとも言えない。試合の主導権を握れないとき、それは僕たちを苦しめることになる」と語りつつ、「手痛いダメージを受けたからこそ、早く肉体的にも精神的にも回復させなければならない」と“エル・クラシコ”に向けて心境を明かしている。

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