大学のサークルと部活ってどう違う?どれが人気?失敗しない選び方、先輩に聞きました!

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2022年10月14日 00:11  スタディサプリ進路

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スタディサプリ進路

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大学生になる楽しみのひとつとして挙げられる、サークル活動や部活動。

大学のサークルや部活って、それぞれどんな活動をしているの?

参加するメリットは?

どうしたら自分にぴったりのサークルや部活に出合える?

全国の現役大学生たちにアンケートで聞いてみた。

先輩たちの声をぜひ参考にしてみて!

部活とサークルはどう違う?

初めに、「部活」と「サークル」、何が違うのかを見てみよう。

部活は、ハードだが充実感が大きい

大学の部活は、基本的には高校の部活と同じ。

大会やコンクールなどの大きな目標に向かい練習に励む課外活動だ。

大学に認可された団体で、大学のグラウンドや部室などの施設を利用することができる。

練習はハードなことが多く、練習日は、一般的に週4〜6日。

遠征や合宿などもある。

そのため、バイトやレジャーなどに費やす余暇の時間は制限されてしまうが、同じ目標をもつ仲間と本格的にスポーツや文化活動に打ち込むことができ、充実感が得られると同時に、心身共に成長することができる。

また、厳しい練習を乗り越え、苦楽を共にした同期や先輩、後輩との強い絆ができるのも部活動の魅力。

さらに、部活動を通して得たリーダーシップやチームワーク、自己研鑽力、粘り強さなどのスキルは、就職活動をする際の大きなアピールポイントにもなる。


大学のサークルと部活ってどう違う? 失敗しない選び方を先輩たちに聞いてみた!
出典:スタディサプリ進路

※大学ラグビーや箱根駅伝なども、部活動の代表的な例

サークルは、自由で気軽なのが魅力

サークルは、スポーツ、文化活動などをするために、学生主体で立ち上げた団体。

メンバーたちの裁量で自由に活動できる。

活動頻度は、サークルによって違うが、週に1〜2回くらいが一般的。

活動や練習内容も、部活並みに熱心なものから遊び感覚で気軽に楽しむだけのものまでさまざま。

掛け持ちもできるので、複数のサークルに所属する人も多い。

同じ大学のメンバーのみで構成されるサークルもあれば、他の大学の学生と一緒に活動できる「インカレ系」とよばれるものある。

大学のサークルと部活ってどう違う? 失敗しない選び方を先輩たちに聞いてみた!
出典:スタディサプリ進路

※サークルは、通常の活動以外のイベントも多い

先輩に聞いたサークル・部活に入るメリット

現役大学生が、実際にサークル・部活に入って感じたメリットは?

コミュニティーが広がる

多くの大学生が挙げていたメリットが、サークルや部活に入ることでコミュニティが広がること。

学部外にも友人ができ横のつながりが広がるだけでなく、先輩やOB、後輩など、縦のつながりもできる。

サークルのなかには他大学の人たちとの交流があるものもある。

視野が広がるだけでなく、就活の相談や情報交換などもできて心強い。

授業の空き時間の居場所ができる

大学の授業は個々で授業を選択していくことが多く、時間割のなかに授業のない空き時間(空きコマ)が存在することがある。

その時間を利用して仲間と集える場があるというのが、大学生にはありがたいようだ。

部活や大学公認のサークルの多くは部室などの活動スペースが与えられている。

そこで、たわいもない話に興じたり、さまざまな情報を交換したりできる。

大学のサークルと部活ってどう違う? 失敗しない選び方を先輩たちに聞いてみた!
出典:スタディサプリ進路

※サークルや部活動の仲間と、空いた時間に集える場があるのがうれしい

好きなことに全力で打ち込める

サークルや部活には、同じ嗜好や目的をもつ仲間が集まる。

その仲間たちと共にスポーツや文化活動に全力で打ち込めるのも良い点。

受験勉強に追われる高校生活と違い、比較的時間を自由に使える大学生活。

思い切り好きなことに打ち込むことによって得られる充実感は格別だ。

大学のサークルと部活ってどう違う? 失敗しない選び方を先輩たちに聞いてみた!
出典:スタディサプリ進路

※同じ趣味をもつ仲間との時間は楽しい

履修科目やテストについての情報が手に入る

部活やサークル活動によって、先輩とのかかわりが増えるので、履修科目やテストについてのアドバイスや情報がもらえるというのも大きなメリット。

おすすめの講義や各先生の指導方法についてなど、先輩からさまざまな助言をもらえる。

また、多くの大学生が「テストの過去問が手に入る」という点をメリットとして挙げていた。

大学のサークルと部活ってどう違う? 失敗しない選び方を先輩たちに聞いてみた!
出典:スタディサプリ進路

※サークルや部活動の先輩との横のつながりで、大学の試験対策もバッチリできる

就職活動のアピールポイントになる

厳しい練習を乗り越える部活動だけでなく、サークル活動も就職活動の際のアピールポイントになることが多い。

さまざまな活動を通じて得たコミュニケーションスキルや協調性などは、就活の際にアピールできる。

またボランティア活動などを通して社会貢献に寄与したことを評価してもらえたり、珍しいサークル活動が話の糸口になり面接が盛り上がったりすることもあるようだ。

大学のサークルと部活ってどう違う? 失敗しない選び方を先輩たちに聞いてみた!
出典:スタディサプリ進路

※就職活動の採用面接でアピールできる、ネタをもつことは大事

適度な運動ができる

中学・高校と違い、体育の授業が少なくなったり、なくなったりするため、運動不足になりがちな大学生活。

運動系の部活やサークルに入れば、自分に適した運動ができるのもメリット。

部活ほどハードな運動をしたくない人は、サークルに入ればマイペースで運動をすることが可能。

大学のサークルと部活ってどう違う? 失敗しない選び方を先輩たちに聞いてみた!
出典:スタディサプリ進路

※サークルや部活動は運動不足の解消にぴったり

サークルの種類を見てみよう

学生たちが立ち上げる団体であるサークルは、それぞれの興味や関心に応じて自由につくられている。

そのため、人気のスポーツから個性的な文化活動まで幅広い。

先輩たちは実際、どんなサークルに所属していて、そのおすすめポイントは何か、聞いてみよう。

運動系サークル


〈先輩たちの声〉

バレーボール(大学3年生・愛知県)
経験者はもちろん、未経験の人もおり、楽しく活動できる。

テニスサークル(大学3年生・岐阜県)
高校からやっていたのでテニスサークルに入った。
試合といっても内々で楽しむ感じ。
異性との交流もある。

ダンスサークル(大学6年生・千葉県)
ダンスを練習して大学周辺地で発表する活動。
発表を通じて大学のある地域の人たちともかかわることができ、とても充実していた。

フットサルサークル(大学4年生・大阪府)
イベントも多いため先輩・後輩との仲が深まりやすい。

スキーサークル(大学5年生・山形県)
地元ではあまりやる機会がないスキーサークルに入った。
やったことがないことに挑戦してみることもありだと思う。

バスケットボールサークル(大学4年生・神奈川県)
上下間での仲が良く、経験者から初心者まで幅広くいるので誰でも興味をもてば参加できる。

ゴルフサークル(大学5年生・岐阜県)
遊び感覚でゴルフが楽しめる。

テコンドーサークル(大学2年生・千葉県)
珍しいサークルなのでインパクトが強く、自己紹介などで驚かれ、話のネタになる。

ウォーキングサークル(大学3年生・千葉県)
運動が苦手な人でも気軽に参加できる。
いろんな人とおしゃべりしながら交流できる。

よさこいのサークル(大学2年生・大分県)
全員で1つのものをつくり上げる達成感が得られる。

文科系サークル


〈先輩たちの声〉

軽音サークル(大学4年生・神奈川県)
ライブをしてたくさんの人に注目してもらえるのはとても気持ちがいい。

ボランティアサークル(大学3年生・福岡県)
人のためになるし、就活にも役立つからおすすめ。

演劇サークル(大学4年生・奈良県)
大学で何か新しいことに挑戦してみたいと思い入ったが、人間関係も良くて初心者でも馴染めた。
舞台に立つことで度胸もつくため、今後の人生にもこの経験は役立つと思う。

料理サークル(大学4年生・兵庫県)
一人暮らしの学生にとっては、レパートリーが増える。

広告研究会(大学4年生・東京都)
商品のプロモーション案をつくって発表する。
動画編集や画像編集ソフトの使い方が身につく。

史跡同好会(大学3年生・京都府)
京都の寺社仏閣をめぐる。
長年京都に住んでいても知らないことが多いため、新たな発見につながる。

コーヒーサークル(大学2年生・兵庫県)
昔からコーヒーが好きだったため、コーヒーサークルに入った。
ドリップコーヒーやラテアートなど、家でできないことができるので入って良かったと思う。

美術系のサークル(大学4年生・栃木県)
授業の空き時間に部室に入れて自由に創作できる。
とにかく自由にできるのがいい。

映像系のサークル(大学1年生・千葉県)
アニメや漫画などのサブカルチャーを扱う。
各自、空きコマなどを利用して好きなことをしている。

プログラミングサークル(大学4年生・香川県)
IT業界に興味がある人は、早い段階で自分に適性があるか見極められるチャンス。

インカレ系サークル


〈先輩たちの声〉

イベントサークル(大学3年生・愛知県)
イベント運営を行っています。学生だけでつくり上げるので達成感がすごく大きいです。学校生活やアルバイトではできない経験ができます。

バドミントンサークル(大学4年生・東京都)
中学から始めたバドミントンのインカレサークルに高校の先輩の勧めで入った。そこには初心者も経験者もいて、目標や目的も違う人が集まっていて、部活とは違う楽しさを感じた。

音楽系サークル(大学5年生・埼玉県)
学内だけでなく他大学にも行くので、自然と行動範囲が広がる。学校の外に出て地域の大人の方々と連携することもあり、視野が広がる。

旅行サークル(大学4年生・東京都)
先輩や後輩、他校の人と交流できる。意外な趣味の合う人と出会える。

先輩に聞いた。どうやって選んだらいい?

では、自分にぴったりのサークルや部活に出合うには、どうやって選んだらいい?

先輩たちの声を聞いてみよう。

新入生歓迎会に参加する

新入生を迎える時期になると、多くのサークルや部活で開催される「新入生歓迎会(新歓)」。

新入生たちにその活動を知ってもらうため、新歓コンパや新歓バーベキュー、新歓発表会など、さまざまなイベントが開かれます。

まずは、この新歓に足を運んで、そのサークルや部活の雰囲気をつかんだり、先輩メンバーに活動の様子を詳しく教えてもらったりする人が多いよう。
〈先輩たちの声〉

とりあえず多くの新歓に行く。(大学4年生・東京都)

新歓の雰囲気で決めるといい。(大学4年生・埼玉県)

新歓で先輩の話をたくさん聞く。(大学3年生・埼玉県)

新歓で活動内容を教えてもらう。(大学4年生・愛媛県)

新歓はマジで参加したほうがいい。自分の目で直接どんなノリなのか確認できる。(大学3年生・三重県)
※新歓は、サークルや部活動の雰囲気を知る絶好の機会
出典:スタディサプリ進路

※新歓は、サークルや部活動の雰囲気を知る絶好の機会

説明会や実際の活動に参加してみる

新年度の初めには、説明会も開かれるので、積極的に参加するのがよいとのこと。

また、実際の活動に参加し体験してみれば、雰囲気や自分に合うかどうかを肌で感じることができる。
〈先輩たちの声〉

説明会にできるだけたくさん参加して先輩の話を聞くのがよい。(大学1年生・千葉県)

活動体験に参加してみてまじめな人が多いところに決めた。(大学3年生・神奈川県)

体験等に行き、先輩の雰囲気で決める。(大学3年生・東京都)

サークルの体験にとにかく行きまくる。(大学2年生・長野県)

説明会や体験入部などでできるだけ多くの先輩と会話をすること。最初に感じたサークルの雰囲気は大抵間違っていない。(大学6年生・千葉県)
※サークルや部活動に体験入部したら、先輩に積極的に話を聞いてみよう
出典:スタディサプリ進路

※サークルや部活動に体験入部したら、先輩に積極的に話を聞いてみよう

学園祭を見に行く

学園祭では、各サークルや部活がステージ上でパフォーマンスをしたり、展示を出したり、模擬店を出店したりするので、それぞれの活動の成果や雰囲気をつかむ良い機会だ。

高校生の間に気になる大学の学園祭に足を運び、お気に入りのサークルや部活に目を付けておく人もいるようだ。
〈先輩たちの声〉

学園祭。サークルの特色がよりわかる。(大学4年生・宮城県)

学園祭のステージを見た。(大学1年生・大阪府)

学園祭へ実際に行き、演劇や音楽サークルのパフォーマンスを見て決める。(大学2年生・東京都)

学園祭の時に、大きな催しを行っているところを探す。(大学4年生・東京都)

学園祭などで活動内容を知る。(大学4年生・神奈川県)

大学のサークルと部活ってどう違う? 失敗しない選び方を先輩たちに聞いてみた!
出典:スタディサプリ進路

※学園祭でサークルや部活動の発表やパフォーマンスをチェック!

SNSやホームページをチェックする

サークルの発信するTwitterやInstagram、公式ホームなどで情報収集する人も多いよう。

大会や発表会へ参加なども含めた過去の活動実績や、年間予定、合宿の有無、活動の頻度などが確認できる。

また、SNSのコンテンツ更新の頻度なども、サークルのやる気度を確かめる参考になるようだ。
〈先輩たちの声〉

過去の活動実績を調べる。(大学2年生・群馬県)

サークルのTwitterやInstagramがよく動くところに入るといい。(大学1年生・神奈川県)

SNS(InstagramやTwitterなど)での広報に力を入れているサークルは、部員のやる気度が高く、活動内容も充実していることが多い。(大学4年生・愛知県)

まとめ

先輩たちの声を聞いてみると、部活やサークルでの活動は、活動そのものが大学生活を彩りのあるものにしてくれるのはもちろん、同じ趣味や目標をもつ仲間や、先輩たちとのつながりができるのが魅力のよう。

そこから得たつながりが、進級や就活の頼もしい味方になってくれることも期待できる。

おもしろそうなサークル、挑戦してみたい部活の選択肢が多すぎて迷う人も多いだろう。

年度の始めには、新入生歓迎会や説明会、体験会など、そのサークルや部活の活動内容や雰囲気を知る機会がたくさん設けられている。

また、自由度の高いサークルはたいてい、掛け持ち入会できるので一つに絞らなくてもOK。

恐れず、積極的に足を運んでみよう。

自分にぴったりのものに出合えれば、大学生活はより充実したものになるはず!

大学のサークルと部活ってどう違う? 失敗しない選び方を先輩たちに聞いてみた!
出典:スタディサプリ進路

※恐れず、足を踏み入れてみるのがカギ!



取材・文/蜂谷智子 構成/寺崎彩乃(本誌)
※記事内のコメントは2022年9月に行った大学生へのアンケート調査をもとにしています。


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