マンチェスター・Uからマルセイユへと期限付き移籍しているコートジボワール代表DFエリック・バイリーが、マンチェスター・Uへの批判を口にした。13日、イギリス紙『イブニング・スタンダード』が伝えている。
現在28歳のバイリーはエスパニョールの下部組織出身で、2014年にトップチームデビュー。2015年1月にビジャレアルに移籍後、2016年夏にマンチェスター・Uに加入した。度重なるケガの影響もあり、公式戦通算では113試合出場。2021−22シーズンも主力としては起用されず、公式戦7試合出場にとどまった。今年8月にマルセイユへと期限付き移籍した同選手はここまで公式戦7試合に出場している。
2016年から所属していたマンチェスター・Uを今夏初めて離れたバイリー。サー・アレックス・ファーガソン氏が率いていた2012−13シーズン以来、プレミアリーグでの優勝がない同クラブについてバイリーはフランス紙『レキップ』で自分たち自身でチームを弱体化させているとの見解を明かした。
「クラブはイングランド人選手を優遇するのを避けて、すべての選手にチャンスを与えるべきだ。誰かに気を配るのではなく、控え室での競争を奨励するべきだ。僕は常に代表選手たちが優先されていると感じていた」
「そのようなことはチェルシーでも他のプレミアリーグのビッグクラブでは起こらない。一部の人々は彼らが先発することが当然のことと考えていて、それがチームを弱体化させてしまっている」
それでも、今夏から指揮を執るエリック・テン・ハフ監督についてバイリーは「幸いなことにテン・ハフには多くの個性があり、彼がそれを変えてくれることを願っている」と期待を寄せていると語った。