「NBA Japan Games」の会場に、自律走行する「モップ」が出現した。バスケットボールの試合には必須のモップ掛けを、日産自動車が運転支援技術「プロパイロット」の仕組みを使って自動化したというのだが……。実際にデモを見て、日産に話を聞いた。
○日産「アリア」を跳び越えてスラムダンク!
9月30日から10月2日にかけてさいたまスーパーアリーナで開催された「NBA Japan Games」。昨シーズンのNBAチャンピオンであるゴールデンステイト・ウォリアーズと八村塁選手を擁するワシントン・ウィザーズが来日し、白熱のプレシーズンゲームを繰り広げた。
会期中の土曜日にはファンイベント「NBA Japan Games Saturday Night 2022 Presented by Rakuten & NISSAN」を開催。プロダンカーによるスラムダンクコンテスト(ブロックショットの名手としてNBA史にその名を刻んだディケンベ・ムトンボさんも審査員として参加!)、NBA選手によるシューティングスターズチャレンジ(目にもとまらぬクロスオーバードリブルを武器に活躍したNBAレジェンドのティム・ハーダウェイさんも参加!)、スリーポイントコンテスト(ステフィン・カリー選手とクレイ・トンプソン選手=スプラッシュブラザーズが組んだチームが驚異的なショット成功率で優勝!)、アーティストのゆずによるパフォーマンスなどが行われた。
「日産ならではの先進技術とアイデアでワクワクする体験を増幅し、NBA Japan Gamesをファンと一緒に盛り上げることが目的でした。バスケに欠かすことのできないモップフロア清掃を自動化技術でストレスなく楽にサポートし、今までの常識ががらりと変わるような驚きと楽しさまでをもたらすものにアップデートするという発想からパフォーマンスを制作しました」
「伝えたいことを発信する広告型アプローチではなかなか若い世代へリーチできないことが企業のマーケティング課題となっている中、エモ消費に代表される若い世代の特性を捉え、単なるブランド露出にとどまらない彼らに寄り添う新しいマーケティングの機会を模索していました。そんな中で、今回のNBA Japan Gamesに価値があると判断し、協賛を決定することにいたしました。昨今、日本では、NBAにおける日本人選手の活躍などに端を発し、人気に拍車がかかっています。それは特に、若い世代に顕著であり、NBAが若い世代に強い魅力を持っていることはマーケティング調査でも裏付けられており、NBAのソーシャルアカウントにも非常に多くのフォロワーがいます」