プレミアリーグ第11節が15日に行われ、トッテナムとエヴァートンが対戦した。
前節ブライトン戦(1−0○)、チャンピオンズリーグ(CL)フランクフルト戦(3−2○)に続く公式戦3連勝を目指すトッテナムは、ハリー・ケインやソン・フンミン、リチャーリソンらがスタメン出場。今節はリーグ戦でここまで2勝4分3敗のエヴァートンをホームに迎えての一戦となった。
序盤から攻勢に出たのはトッテナム。開始直後の5分、左サイドの敵陣深くでボールを受けたソン・フンミンがボックス内に鋭いクロスを供給。ニアサイドに走り込んだリチャーリソンが頭で合わせたが、相手DFのブロックに阻まれた。22分にはボックス手前でボールを受けたケインが右足を振り抜くも、こちらもDFのブロックに遭い、ボールは枠の上に外れた。
23分にはエヴァートンにチャンス。最終ラインからのロングボールに抜け出したデマレイ・グレイがボックス内に侵入し、至近距離から右足で狙うもシュートは枠を大きく外れ、得点には至らない。43分、トッテナムDF陣のミスを拾ったアマドゥ・オナナがボックス内に持ち運びシュートを放ったが、ボールは枠の上に外れ先制点とはならなかった。
トッテナムはその後も何度か敵陣ボックス内に侵入するも、エヴァートンの集中した守りを崩すことができず。一進一退の攻防となった前半はこのまま0−0で折り返した。
53分、トッテナムに決定機が訪れる。攻撃参加したベン・デイヴィスがボックス内に鋭いクロスを供給すると、ファーサイドで待ち構えていたケインが右足を一閃。強烈なシュートは枠を捉えたが、エヴァートンのGKジョーダン・ピックフォードが好セーブで凌ぐ。さらにこのこぼれ球をソン・フンミンが狙うも、シュートは枠の上に外れた。
攻勢を強めるトッテナムは58分、マット・ドハーティのシュートのこぼれ球に詰めたケインが、GKピックフォードに倒されPKを獲得。これをケイン自らがゴール左隅に沈め、トッテナムが先制に成功した。ケインは自身初となるリーグ戦5試合連続ゴールとなった。
その後も安定した守備と鋭いカウンターで試合を優位に進めるトッテナム。86分、ケインのスルーパスで右サイド敵陣深い位置まで抜け出したロドリゴ・ベンタンクールが中央に折り返すと、ボックス内でボールを収めたピエール・エミール・ホイビュルクが右足でシュート。相手選手に当たってコースが変わったボールがゴール右隅に吸い込まれ、トッテナムが貴重な追加点を獲得した。
試合はこのまま終了し、2−0で勝利したトッテナムが公式戦3連勝を飾った。
次節は19日に行われ、トッテナムはアウェイでマンチェスター・Uと、エヴァートンはアウェイでニューカッスルと対戦する。
【スコア】
トッテナム 2−0 エヴァートン
【得点者】
1−0 59分 ハリー・ケイン(PK/トッテナム)
2−0 86分 ピエール・エミール・ホイビュルク(トッテナム)