ブラジルで行われた赤ちゃんの性別披露パーティーが、SNSで波紋を呼んでいる。パーティーの主催者が青色の染料を滝の水に注ぎ、赤ちゃんの性別が男の子であることを参加者に発表したのだ。その後、ブラジル当局は環境リスクについての調査を開始したが、パーティーの主催者は罰金刑を受ける可能性もあるという。『The Washington Post』などが伝えている。
マトグロッソ州環境特別省(以下、SEMA)の広報担当者が『The Washington Post』に語ったところによると、今回の行き過ぎたパーティーはブラジル連邦環境法に違反する行為という。どのような罰則や罰金が適用されるかは今後の調査によって決まるが、SEMAはパーティーの主催者が環境を害した罪で起訴されることを述べた。
汚染された滝は「カショエイラ・ケイマ・ペー(Cachoeira Queima-Pé)」として知られている。高さ18メートルのこの滝は、エコツーリズム(eco-tourism:自然環境や歴史・文化を体験し、学ぶことを目的とした旅行スタイル)の観光地や多くの滝がある地域「タンガーラ・ダ・セラ(Tangará da Serra)」に位置している。SEMAによると、この滝の水は「ケイマ・ペー(Queima-Pé)」という名前の川に繋がっており、この川の水はここ数年深刻な干ばつに悩まされている同地域の重要な淡水源になっているそうだ。
画像は『A Eng. Florestal do YouTube 2022年9月26日付Twitter「É sério que acharam uma boa ideia colocar corante numa cachoeira?!」』『The Washington Post 2022年9月30日付「They dyed a waterfall for a gender reveal. An investigation followed.」(Secretaria de Estado de Meio Ambiente do Mato Grosso)』のスクリーンショット (TechinsightJapan編集部 H.R.)