立て続けに前十字じん帯断裂…ビジャレアルDF、約7カ月ぶりのピッチに涙「フットボールが大好きだ」

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2022年10月18日 16:34  サッカーキング

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約7カ月ぶりにピッチに戻ってきたMFアルベルト・モレノ [写真]=Getty Images
ビジャレアルの元スペイン代表DFアルベルト・モレノが、大ケガから復帰した胸中を明かした。17日、スペイン紙『アス』が伝えている。

 1992年7月5日生まれのA・モレノは現在30歳。セビージャの下部組織出身で2012年4月にトップチームデビューを果たしたA・モレノは、2014年夏から5シーズンに渡ってプレーしたリヴァプールを経て、2019年夏にビジャレアルへと加入した。2020年9月に左ひざ前十字じん帯の断裂で約半年の離脱を強いられたものの、同シーズン終盤に復帰すると、ヨーロッパリーグ決勝戦にも出場し、クラブ史上初のEL優勝に貢献。翌2021−22シーズンもチャンピオンズリーグで快進撃を見せるチームを左サイドから支えていたが、今年3月に、今度は右ひざの前十字じん帯を断裂する大ケガに見舞われていた。

 昨シーズンは、キャリアハイとなる公式戦6ゴール4アシストを記録していたA・モレノ。好調を維持していただけに、悔しい負傷離脱となったあの日から約7カ月を経て、17日に行われた第9節オサスナ戦でピッチに戻ってきた。71分から途中出場し、2−0の勝利に貢献。試合後には嬉し涙を浮かべていたA・モレノは「今はもうケガをしないこと、ケガが自分を尊重してくれることを夢みている。フットボールが大好きだ。トレーニングもしたいし、プレーもしたい」と告白。さらに「7カ月ぶりに戻ってこられた喜びは格別だったから、この涙は嬉し涙なんだ。ケガをして以降、プレーしたいという気持ちがより強くなっていった。痛みはなく、いい感じ。昨シーズンのレベルにまで戻したいと思っている」と胸中を明かした。

 また、リハビリ期間中の心境を振り返ったA・モレノは「復帰の背景にある、誰も知らない苦悩に思いを巡らしているよ。そばにいてくれた人たちのおかげで、僕はここにいるからね。ペペ・レイナのように、40歳までサッカーを続けられるかどうか試してみたい」と周囲への感謝も口にしている。

 立て続けに前十字じん帯を断裂したが、その度に復活を遂げてきたA・モレノ。左サイドで攻守に躍動する同選手の復帰は、“イエローサブマリン”を勢いづかせるだろう。

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