バレンシア、主将DFガヤと2027年6月まで契約延長! 「もう一度、大切なもののために戦う」

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2022年10月20日 11:54  サッカーキング

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バレンシアは19日、DFガヤとの契約延長を発表 [写真]=Getty Images
バレンシアは19日、主将DFホセ・ルイス・ガヤと2027年6月30日まで契約を延長したことを発表した。

 1995年5月25日生まれのガヤは現在27歳。2006年にバレンシアの門を叩いたガヤは成長を重ねて、2012年12月にトップチームデビューを飾った。それ以降はバレンシアの“ワン・クラブ・マン”として、ここまで公式戦通算288試合に出場。2018−19シーズンのコパ・デル・レイ(国王杯)ではベティスやバルセロナなどの撃破に貢献し、2007−08シーズン以来となる同大会優勝を成し遂げた。また、スペイン代表としても活躍している。

 今夏の移籍市場でも、バルセロナから関心を寄せられていると報じられていたガヤ。それでも、バレンシアのエンブレムを纏うことを、『メスタージャ(本拠地)』でプレーし続けることを決断した同選手は、クラブ公式サイトで胸中を明かした。

「僕は、ずっとここにいたいと思い続けていた。他クラブに行くことや、より多くの給与を得ることは重要ではない。バレンシアに満足しているし、このプロジェクトを信じている。ここ数年、2度もファイナルの舞台でプレーすることができた。だから今、僕の野望はバレンシアで戦い続けて、上位に返り咲くために努力することなんだ」

「オファーはあったよ。否定するつもりはない。でも、僕の中では、ずっとここにいて、クラブと繋がっていたいという思いがある。これからもバレンシアで成長し、自分の夢を叶えていきたいね。自分にはまだまだ改善の余地があるから、ここでやっていきたい」

 また今年5月には、当時バレンシアの会長職に就いていたアニル・マーシー氏のスキャンダルが発覚。ガヤやカルロス・ソレール(現パリ・サンジェルマン)などに対して、クラブ退団を望むような発言をしていたことが報じられたマーシー氏はその後、会長の座を追われている。ガヤ自身も、新契約締結に際し、躊躇した瞬間があったことを認めた。

「当時はそうだったけど、その会長はもういない。今はレイフン(現会長)がいて、状況が変わったからね。あの時は嫌だったけど、今は違う。また、監督のおかげで決心することもできた」

 最後にガヤは、これまでのキャリアを振り返るとともに、バレンシアでの未来に思いを馳せた。

「この旅路がどれだけ長かったか、思いを巡らしている。友人や家族と別れ、多くの犠牲を払った時期もあった。同じ道を進もうとして果たせなかった人たちのことも、たくさん覚えている。だからこそ、自分が成し遂げたことをとても誇りに思う。このクラブでの最高の瞬間はコパ決勝の勝利で、最悪の瞬間はコパ決勝の敗戦(2021−22シーズン)。でもね、その瞬間もまた、誇らしいものなんだ」

「僕の夢は、もう一度、大切なもののために戦うこと。そのための契約延長。これから数年間、やり続けていくよ」

 “ワン・クラブ・マン”としてバレンシアの左サイドを支える背番号『14』。ここ数年はクラブ事情に振り回されてきたが、バレンシアへの忠誠を誓ったガヤは、“名門復活”の未来へと歩みだしている。

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