CLで結果振るわず、“宿敵”には完敗も…シャビ監督が再びタイトル宣言「敗北では私を止められない」

バルセロナを率いるシャビ監督が、20日に行われるラ・リーガ第10節ビジャレアル戦を前に、意気込みを語った。19日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。

　チャンピオンズリーグ（CL）・グループステージ突破に黄信号が灯り、16日に行われたラ・リーガ第9節レアル・マドリードとの“エル・クラシコ”でも完敗を喫したバルセロナ。今夏の移籍市場で大型補強を敢行し、ラ・リーガ奪還とCL制覇を掲げたバルセロナだったが、早くも苦境に立たされている。

　バルセロナは“エル・クラシコ”での敗戦により、首位の座から転落した。すでに今節、首位に立つレアル・マドリードが勝利して勝ち点差を「6」に広げたため、ラ・リーガ優勝を目指すには負けられない状況で迎えるビジャレアル戦を前に、シャビ監督は「最高の試合をしなければならない。（ウナイ・）エメリ監督はチームをとてもうまく動かす素晴らしい相手」と語りつつ、「勝つこと、いい試合をすること、いい気分を味わうこと。今度は我々の番だ」と意気込みを示した。

　また、改めてレアル・マドリード戦の反省点を述べたシャビ監督は「マドリーは低いブロックでの守備が非常にうまい。上手に守られたから、他の日ほど快適に進めることできなかった。自分たちを苦しめる相手は必ずいる。我々にはもっと良い結果を得るチャンスがあったけど、いつものように攻めることができなかった」と悔しさを滲ませている。

　CLでは結果が振るわず、“宿敵”には力の差を見せつけられたシャビ監督。それでも、同指揮官は「敗北では私を止められない。逆転するのは簡単じゃないけど、もっともっと頑張るつもり。目標はやはり、タイトルを獲ることだ」と強調。さらに「クレたちにも、クラブにも、正直でなければならない。タイトルを獲るためのチームを作ってきたつもりだ。今週は批判も多かったけど、私はまだ熱意を持っている。みんなから励ましの連絡をもらった履歴を見て、さながら親戚が亡くなった気分に思えた」と周囲から手厚いサポートを受けたことを明かすとともに、再び這い上がることを誓った。