“栄光”と“凋落”の10年…かつて在籍したFWパト、ミランについて語る「偉大な道を歩むだろう」

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2022年10月21日 13:46  サッカーキング

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ファンに捧げるゴールパフォーマンスをするパト(写真は2009年) [写真]=Getty Images
オーランド・シティ(アメリカ)の元ブラジル代表FWアレシャンドレ・パトが、かつて在籍したミランについて語った。20日、イタリアメディア『フットボールイタリア』が伝えている。

 1989年9月2日生まれのパトは現在33歳。母国ブラジルのインテルナシオナルでプロキャリアをスタートさせると、2007年7月にミランへとステップアップした。在籍6シーズンで公式戦通算129試合に出場し57得点を記録。2009年にはセリエA年間最優秀若手選手賞とゴールデンボーイ賞をダブル受賞した。翌2010−11シーズンもセリエAで14ゴールを挙げる活躍を見せて、“ロッソ・ネロ”のスクデット戴冠に貢献。ミラン退団後はコリンチャンスやビジャレアル、サンパウロなどを経て、2021年冬にオーランド・シティに加入した。

 度重なる負傷に悩まされながらもプロキャリア17年目を迎えたパト。フットボーラーとして過ごした日々について語ったパトは「17年間プレーしてきていると、ファンから『最高の瞬間は何ですか?』と聞かれることがあるんだ。だから僕は、最高の瞬間はナポリ戦でのミラン初ゴール、と答えているよ」とデビュー戦にして、初ゴールを決めた試合を挙げている。

 またパトは、熱狂的なミラニスタについて「特別なんだ。懐かしいね。僕がゴールを祝うために作ったハートは、すべてミラニスタのためだった。ミランはいつも僕の心の中にある。彼らがしてくれたことすべてに感謝しているよ」と胸中を明かしている。

 ケガに泣かされ続けたパトが、2013年冬にミランを退団して以降、クラブも苦境に陥った。2014−15シーズンにはセリエA10位フィニッシュ、チャンピオンズリーグ(CL)の舞台からも遠ざかり、かつての栄光にも陰りが見えはじめていた。それでもステファノ・ピオリ監督の下、復権に向けて歩みを進めると、2021−22シーズンに11年ぶりとなるセリエA優勝。今シーズンも好調を維持している。最後にパトは、フットボールのトレンドが大きく変わったことを強調しつつ、ミランの未来を見据えた。

「フットボールは大きく変化し、今ではよりスピーディーになったね。ミランは新時代に足を踏み入れ、現代のフットボールがどのようなものかを理解した。僕は幸運にもミランでプレーし、勝利し続けてきたけど、それは今日とは異なる形だった。彼らはきっと、偉大な道を歩むと信じている」

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