バルベルデが3戦連発！　レアルが3発快勝で今季無敗をキープ…セビージャは新体制で初黒星

ラ・リーガ第11節が22日に行われ、レアル・マドリードとセビージャが対戦した。

　今シーズンの公式戦で未だ無敗をキープし、ラ・リーガでも首位を走っているレアル・マドリード。今節は12位セビージャをホームに迎えての一戦となった。セビージャはホルヘ・サンパオリ監督就任後の公式戦でここまで1勝3分と無敗をキープ。新体制での2勝目を狙う。

　6分、早くも試合の均衡が破れる。敵陣左サイドでボールを奪ったヴィニシウス・ジュニオールがドリブルでボックス内に侵入し、カットインから右足で丁寧なパスを供給。ファーサイドに走り込んだルカ・モドリッチが右足で流し込み、レアル・マドリードが先制に成功した。

　リードを許したセビージャはボールを保持しながらチャンスをうかがうも、レアル・マドリードのプレスと堅い守備に苦しみ、なかなか決定的なチャンスを作ることができない。ホームチームはボールを奪ってからの速攻とボールを保持しながらの遅攻を織り交ぜつつ、追加点を狙っていく。前半の終盤にかけて両チームともチャンスを作り出すも、互いにゴールネットを揺らすことはできず、前半は1−0で終了した。

　54分、セビージャが同点に追いつく。敵陣右サイドでボールを奪ったゴンサロ・モンティエルが中央に持ち運び、右足のアウトサイドでボックス内にスルーパスを供給。絶妙のタイミングで抜け出したエリク・ラメラがGKティボー・クルトワとの1対1を制し、試合を振り出しに戻した。

　同点ゴールで勢いに乗るセビージャは57分、右サイドの敵陣深くでボールを受けたヘスス・ナバスのクロスに、ファーサイドでイスコが合わせるも、シュートは惜しくも枠の左に外れる。59分には中盤でエドゥアルド・カマヴィンガの縦パスをカットしショートカウンターを発動。最後はラメラがシュートを放ったが、惜しくも枠を外れ逆転ゴールとはならなかった。

　79分、自陣でボールを奪ったレアル・マドリードがカウンターを発動。フェデリコ・バルベルデからパスを受けたマルコ・アセンシオがDFラインの背後にスルーパスを供給すると、抜け出したヴィニシウスは相手GKを引きつけ左にパス。後方から走り込んだルーカス・バスケスが無人のゴールに流し込み、レアル・マドリードが勝ち越しに成功した。

　81分、レアル・マドリードが追加点を奪う。敵陣中央でボールをキープしたアセンシオが左に展開すると、パスを受けたバルベルデはワントラップから右足を一閃。強烈なシュートがゴール左隅に突き刺さり、リードを2点に広げた。

　試合はこのまま3−1で終了。勝利を収めたレアル・マドリードはリーグ戦4連勝を飾り、しっかりとラ・リーガ首位をキープした。対して、敗れたセビージャはサンパオリ監督体制での初黒星となった。次節、レアル・マドリードは30日にホームでジローナと、セビージャは同日にホームでラージョ・バジェカーノと対戦する。

【スコア】
レアル・マドリード　3−1　セビージャ

【得点者】
1−0　6分　ルカ・モドリッチ（レアル・マドリード）
1−1　54分　エリク・ラメラ（セビージャ）
2−1　79分　ルーカス・バスケス（レアル・マドリード）
3−1　81分　フェデリコ・バルベルデ（レアル・マドリード）