アーセナルのブラジル代表DFガブリエウについて、今夏に移籍する可能性もあったようだ。23日、移籍市場のスペシャリストであるファブリツィオ・ロマーノ氏が、イギリスメディア『Caughtoffside』内の独占コラムで伝えている。
ガブリエウは21日、アーセナルと新たな長期契約を締結したことを発表。情報サイト『transfermarkt』によると、2027年6月30日までの契約となっているようだ。
しかし、この契約延長に至るまでは、他クラブへ移籍する可能性もゼロではなかった模様。ロマーノ氏は以下のように語った。
「7月に2つのクラブが、ガブリエウの代理人にアプローチしており、その内の1つは間違いなくユヴェントスだったと聴いている。アーセナルは彼を現在、未来のキープレーヤーとしてキープすることを決断した」
また、このガブリエウについて、アーセナルに加入することとなる2020年夏の移籍市場の裏話も語っており、マンチェスター・Uとナポリも獲得レースに参戦していたことを明かした。
「ナポリは2020年にガブリエウ獲得のため、マンチェスター・U以上にプッシュしていたが、アーセナルのアピールが違いを生んだ(=最終的な決め手になった)」
ガブリエウは現在24歳。2017年冬にリールへと加入し、欧州上陸を果たすと、翌シーズンはトロワ、ディナモ・ザグレブにローン移籍。復帰して以降、徐々に評価を高め、2020年夏にアーセナルへと移籍。加入後はすぐにレギュラーへ定着し、不安定だった守備陣の柱に。今季もプレミアリーグでは全10試合にフル出場し、DFウィリアム・サリバと共に、首位に立つチームを支えている。
ミケル・アルテタ監督のもとで、替えの利かない存在となっているガブリエウ。長きに渡ってアーセナルの守備を統率する姿を、サポーターも期待していることだろう。