プレミアリーグ第13節が23日に行われ、トッテナムがニューカッスルと対戦した。
今季はここまで安定して勝ち点を積み重ねているトッテナムだったが、19日に行われた第12節のマンチェスター・U戦を0−2で落とし、今季のプレミアリーグで2敗目を喫した。首位を走るアーセナル、2位のマンチェスター・Cについていくためにも、連敗は避けなければならない。一方、ニューカッスルも好調を維持しており、唯一喫した黒星は8月31日に行われた第5節のリヴァプール戦のみ。同試合を1−2で落として以降は3勝3分と勝ち点を積み上げ、現在は6位につけている。
トッテナムは前節のマンチェスター・U戦からスターティングメンバーを5名変更。同試合で途中出場となっていたダビンソン・サンチェス、ライアン・セセニョンがスタメンに名を連ね、オリヴァー・スキップは今季のプレミアリーグ初の先発出場となった。一方、ニューカッスルはミッドウィークのエヴァートン戦(◯1−0)から先発変更は1名のみ。キーラン・トリッピアーやブルーノ・ギマランイスらがスタメンに並んでいる。
試合は序盤こそトッテナムが主導権を握り、ソン・フンミンが何度もフィニッシュまで持ち込んだものの、先制ゴールを挙げることはできない。すると徐々にニューカッスルがチャンスを作り出す。31分にはファビアン・シェアの左足ロングフィードからカラム・ウィルソンが背後のスペースに抜け出すと、飛び出してきたGKウーゴ・ロリスと接触。こぼれ球にC・ウィルソンが誰よりも早く反応し、左足で無人のゴールにシュートを沈めた。ニューカッスルが先手を取っている。
流れを掴んだニューカッスルは38分、B・ギマランイスからのパスを左サイド高い位置で受けたジョエリントンが、カットインから右足シュート。この一撃はゴール右へ外れた。続く40分にはGKロリスの浮き球パスを狙っていたショーン・ロングスタッフが頭で繋ぐと、ボールを受けたミゲル・アルミロンが縦へと突破。左足で冷静にゴールネットを揺らし、アルミロンは直近の5試合で5ゴール目を記録した。ニューカッスルが2点をリードしてハーフタイムに突入している。
後半に入るとトッテナムの反撃がスタート。54分、左からのコーナーキックに反応したクレマン・ラングレがニアサイドで逸らすと、ファーサイドに走り込んだのはハリー・ケイン。ストライカー“らしさ”溢れるゴールを沈め、トッテナムが1点を返した。
その後は一進一退の攻防戦となるも、終盤に同点を目指すトッテナムがチャンスを作り出す。86分にはイヴァン・ペリシッチのクロスボールからエリック・ダイアーがヘディングシュートを狙ったものの、わずかに枠を外れてしまった。
試合はこのままタイムアップ。トッテナムはホームで手痛い連敗を喫することとなった。順位は3位のままとなっているものの、勝利したニューカッスルとの勝ち点差が「2」に縮まっている。ニューカッスルはプレミアリーグで7試合負けなしとなり、暫定ながら順位も4位に浮上した。
次節、トッテナムはミッドウィークのチャンピオンズリーグを挟んで、29日に敵地でボーンマスと対戦する。一方、ニューカッスルは同じく29日に、アストン・ヴィラをホームに迎える予定だ。
【スコア】
トッテナム 1−2 ニューカッスル
【得点者】
0−1 31分 カラム・ウィルソン(ニューカッスル)
0−2 40分 ミゲル・アルミロン(ニューカッスル)
1−2 54分 ハリー・ケイン(トッテナム)