プレミア指揮官なら誰を選ぶ? イギリス首相に相応しい監督ランキング

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2022年10月24日 15:58  サッカーキング

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サッカーキング

プレミアリーグの指揮官たち [写真]=Getty Images
今月20日、イギリスのリズ・トラス首相が辞任を表明した。就任からわずか45日での辞意表明により、在任期間は史上最短となるようだ。

 では、次期首相には誰が相応しいのか? もし仮に、プレミアリーグの監督の中からしか次期首相を選べなかったら誰を選ぶべきか? そんな究極の選択を、ファンの視点からサッカーの面白さを伝える『90MIN』がまとめているので紹介しよう。あくまで冗談だが、こちらが「英首相に相応しいプレミアリーグの監督ランキング」だ。

[写真]=Getty Images

■20位 フランク・ランパード(エヴァートン)



 ランパードは政治家に向いていそうな気もするが、残念ながら今回のランキングでは最下位。理由は「ランパードが(現与党の)保守党支持者なのは有名であり、次期首相に相応しいようにも思えるが、だからといって就任すべきではない」とのこと。明記されていないが、おそらく彼が古巣チェルシーの監督として1年半で解任されたことを揶揄しているのだろう。“相応しい”と“適任”は違うということか。

■19位 エディ・ハウ(ニューカッスル)



 人の好さでは上位に入るだろうエディ・ハウも、今回は19位に低迷。記事は「今の英国に最も相応しくないリーダーは難しい問題に尻込みする者」と指摘。ハウ監督は以前、ニューカッスルのサウジアラビア人オーナーの人権問題について記者から尋ねられた際に「私はその質問に答える資格を持たない」と明言を避けていたのだ。だから首相には相応しくないが「同じ理由で政治家としては良いキャリアを送りそうだ!」と記事は結論付けている。

■18位 アントニオ・コンテ(トッテナム)



 記事によると、コンテの政治的スローガンは「分かっているだろ、苦しむ必要があるんだ」となるそうだ。確かにコンテは、ことあるごとに「苦しむ」ことの重要性を説く。今シーズンも8月のウルヴァーハンプトン戦に何とか1−0で辛勝すると、試合後に「苦しいときは、チーム一丸となって正しく苦しむことが重要」と説明していた。そのため今回の記事では「明るい兆しが見えても辛い時期を延ばしそう」という理由で18位となった。

■17位 スティーブ・クーパー(ノッティンガム・フォレスト)



 夏に22名もの選手を獲得したノッティンガム・フォレストの指揮官は、確かに首相には向いてなさそうだ。「内閣府の大臣を25名も入れ替えて、自分の立場が危うくなっても辞めないと言い張りそう」という理由で17位だ。

■16位 ジェシー・マーシュ(リーズ)



「イギリスの国民は、何があってもアメリカ人に国のトップを任せないだろう」ということで16位。

■15位 スティーヴ・デイヴィス(ウルヴァーハンプトン)



 ウルヴズで暫定監督を任されているスティーヴ・デイヴィスについては「暫定監督を楽しんでいるようだけど、上手くいっていないよね?」という理由でこの順位となった。

■14位 ロベルト・デ・ゼルビ(ブライトン)



 9月にブライトンの監督に就任したイタリア人指揮官は、まだ英語があまり得意ではないため14位に留まる結果となった。

■13位 デイヴィッド・モイーズ(ウェストハム)



 ウェストハムで素晴らしい手腕を発揮していることを認めつつも「(猫虐待の)クル・ズマを擁護したり、昨季のフランクフルト戦でカッとなったり、少し問題が多すぎる」と指摘。そのうえで「それでも政治の世界では素晴らしいキャリアを送りそう」と評価した。

■12位 ジョゼップ・グアルディオラ(マンチェスター・C)



 これまでバルセロナ、バイエルン、マンチェスター・Cといった世界的な強豪を率いてきたペップについて、記事は「フットボール史に残る名将だと思うが、彼は“沈みかけた船”を任されたことがない」と指摘。今の英国は、名将ペップでさえも救えないほどの窮地なのか?

■11位 マルコ・シウバ(フルアム)



 マルコ・シウバ監督の政治スローガンは「3カ国で成功」。今季は昇格組のフルアムで大健闘しており、記事も「評価を取り戻した」と称えつつも「残念ながらポール・マーソンとの抗争が記憶にある」として11位に留まった。解説者を務める元アーセナルのマーソンは、マルコ・シウバがオリンピアコスで成功を収めて初めてイングランドのクラブにやってきた際に「オリンピアコスは106年の歴史で107回優勝しているようなクラブだ。あいつが、どれだけ凄いと言うんだ」と暴言を吐いていた…。

■10位 ブレンダン・ロジャーズ(レスター)



「『ブレンダンを信頼しよう』ってマジで?」ということで10位。

■9位 パトリック・ヴィエラ(クリスタル・パレス)



 スローガンは「インヴィンシブル(無敵)」。ここからは良い理由も多く「(アストン・ヴィラの監督にクビになった)スティーヴン・ジェラードとは違いヴィエラは実際に監督としてオーラとリーダーシップを併せ持つ」として、現役時代にアーセナルで無敗優勝を達成しているヴィエラは9位にランクインした。

■8位 トーマス・フランク(ブレントフォード)



 トーマス・フランクも基本的には高評価。「彼には他業種のファンも多いというが“ダウニング街10番地”が彼に興味を持っているかは不明」ということで8位。

■7位 ミケル・アルテタ(アーセナル)



 7位に入ったのはアーセナルのミケル・アルテタ監督。「アーセナルファンがかなり熱狂的に支持しており、それはそれで心配だが、今必要なのは彼のようなリーダー」と記事の中でも高い評価を受けている。ちなみに彼の政治スローガンは「早くホワイトボードを持ってこい」だそうだ。

■6位 グレアム・ポッター(チェルシー)



 惜しくもトップ5入りを逃したのはチェルシーのグレアム・ポッター監督。それでも「国産の監督で、下のレベルからキャリアを積み上げ、海外でも実績がある。魅力的だ」と絶賛されている。

■5位 ラルフ・ハーゼンヒュットル(サウサンプトン)



 ハーゼンヒュットル監督は意外な部分を評価されて上位に食い込んだ。「彼が就任してからサウサンプトンはプレミアリーグで最も“むら”があるチーム。2度も0−9の大敗を喫しながら、それほど大ごとにならない。今、この国に必要なのはそういう候補者」だそうだ。

■4位 アーロン・ダンクス(アストン・ヴィラ)



 スティーヴン・ジェラードを解任したアストン・ヴィラの暫定監督は、未知数のため上位にランクイン。「ヴィラについてググるまで、誰もダンクスを知らなかったはず。実はNBA(バスケットボール)のクラブでコーチを務めたこともあるそうだ。もしかすると、首相にも向いているのでは?」という理由で4位に入った。

■3位 ユルゲン・クロップ(リヴァプール)



 1位でもおかしくないように感じるユルゲン・クロップについては、記事も「クロップは発言力がある左派なので、今の状況を招いた与党とは真逆」と高く評価しているが、「その反面でリヴァプールでも“7シーズン目シンドローム”に苦戦」ということで3位に留まった。これまでクロップ監督は“7年周期”でクラブを去っており、リヴァプールでもちょうど7年が経ったところだ…。

■2位 ギャリー・オニール(ボーンマス)



 政治スローガンは「リズより長かった」。8月末からチームの指揮を任されたボーンマスの暫定監督は、その後チームを安定させて今も監督を務めている。そのため「トラス首相よりも任期が長く、仕事ぶりもだいぶ上だ。次の選挙まで、こういう“つなぎ役”が必要なのかも」ということで暫定監督ながら2位に入った!

■1位 エリック・テン・ハフ(マンチェスター・U)



 シーズン序盤の苦戦は何処へやら。テン・ハフ監督は、最悪のスタートを切りながら、9月には月間最優秀監督に選ばれ、今回のランキングでも堂々の1位に輝いた。選考理由は次の通り。「今週は凄い1週間だった。ユナイテッドを率いてトップ4争い直接対決のトッテナムに2−0で快勝。そしてクリスティアーノ・ロナウド問題でも一歩も引かない。まさに、今この国が必要としているリーダー像だ。」

 この記事はあくまで冗談だが、意外と納得できるランキングかもしれない!?

(記事/Footmedia)

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