公式戦11連勝に貢献！　ナポリ指揮官、ローマ戦で決勝点のオシムヘンを称賛「並外れた存在」

ナポリを率いるルチアーノ・スパレッティ監督が、同クラブ所属のナイジェリア代表FWヴィクター・オシムヘンを称賛した。23日、イタリアメディア『フットボールイタリア』がコメントを伝えている。

　セリエA第11節が23日に行われ、ナポリは敵地でローマと対戦。一進一退の攻防が続く中で迎えた80分、スルーパスに抜け出したオシムヘンがローマDFを振り切ると、ボックス内右の角度のないところから右足を一閃。強烈なシュートを左サイドネットに突き刺した。結局このゴールが決勝点となりナポリが1−0で勝利。リーグ戦7連勝、チャンピオンズリーグ（CL）を含めると公式戦11連勝を飾った。

　スパレッティ監督は「罠が多く張り巡らされた試合だったが、我々はそれを上手く攻略した。いくつかのミスを犯しながらも後方からのビルドアップを行い、自分たちの形を崩すことなく状況の打開を試みたんだ。結果的にローマが得意としている守備とカウンターを封じ、2、3回のチャンスを作ることができた」と試合を振り返りつつ、値千金の決勝ゴールを奪ったオシムヘンを次のように称賛した。

「オシムヘンは彼にしか出来ないような急激なペースチェンジをするんだ。感情が整理された時、彼は並外れた存在になるだろう。時折、彼はすべてを自分一人で解決しようとして、味方の位置をあまり確認することなくゴールに攻め込んでしまう。ただし、彼のフィジカルは非常に強力だ。空中戦のことも考えると、スカッドを完成させる上で必要不可欠な存在だ。彼は私はこれまで見てきた中でも最高のヘディングの持ち主だからね」

　今季は負傷による数試合の欠場があったものの、ここまで公式戦9試合の出場でチームで2番目となる5ゴールを記録しているオシムヘン。破竹の勢いで突き進むナポリの”エースストライカー”の今後の更なる活躍に注目だ。