ポルトガルのアゾレス諸島で昨年、重さ6049ポンド(約2744キロ)の巨大なマンボウが発見された。これまで世界最重量の硬骨魚としてギネス世界記録に認定されていたのは、日本で発見された重さ5070ポンド(約2300キロ)のマンボウだった。400キロ以上も記録を上回ったことになるが、発見されたマンボウは既に息絶えており、研究者は「生きていた姿は素晴らしかったはず」と悔いているという。『New York Post』などが伝えている。
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話題の巨大マンボウは昨年12月9日、ポルトガル領アゾレス諸島ファイアル島の沖合で浮いているところを発見された。既に絶命していたが、地元当局が近くの港に引き上げるとあまりに大きなその姿の全貌が明らかになった。のちにウシマンボウという種類と判明したこのマンボウのDNAサンプルを採取し研究者らが調査を行い、今月11日に魚類の研究を扱う国際的な学術雑誌「Journal of Fish Biology」に研究成果が掲載された。
画像は『New York Post 2022年10月17日付「Holy Mola: 3-ton ‘Hummer-sized’ sunfish sets record for biggest fish ever」(Jam Press/Atlantic Naturalist Association)』のスクリーンショット (TechinsightJapan編集部 iruy)