2季連続でGS敗退…MFペドリ、力不足を嘆く「CLで戦うチームとして僕たちは不十分だった」

バルセロナのスペイン代表MFペドリが、26日に行われたチャンピオンズリーグ（CL）・グループC第5節バイエルン戦を振り返った。同日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。

　第4節終了時点でグループステージ突破の可能性をわずかに残していたバルセロナ。しかしながら、一足先に行われた第5節でインテルが勝利してグループ2位以内を確定させたため、バルセロナの2年連続となるヨーロッパリーグ（EL）行きも決定した。黄信号が赤信号に変わったバルセロナは『カンプ・ノウ』にバイエルンを迎えたが、“ドイツ王者”の前に3失点。また、攻撃陣も枠内シュートを1本も打つことができずに、0−3で完敗した。

　まず、ペドリは「（GS突破の可能性が絶たれた後で）同じモチベーションで試合に臨むことは難しかった」と明かしつつも、「ファンに勝利をプレゼントしたかったけど、それが叶わなかった。僕たちは、クレのみんなに多くの借りがある。彼らは、いつもクラブと一緒にいてくれるからね。そして僕たちは今一度、クレに勝利とタイトルの借りを作った。これからは、それを返していきたい」と再起を誓った。

　今夏の移籍市場では、ラ・リーガ制覇とビッグイヤー戴冠に向けて大型補強を敢行したが、早くもCLから姿を消すことになったバルセロナ。チームの成熟度が足りなかったことを嘆いたペドリは「僕たちは非常に若いチームであり、改善の余地がたくさんある。いろいろなことを向上させていかなければならない。チャンピオンズリーグで戦うチームとして、僕たちは不十分だった」と披瀝。続けて「失敗したと思う。僕たちはとても若いし、新加入の選手が多く、お互いのことをまだ知り尽くしていない。時間は必要だけど、それでも常にグループステージを突破しなければならないクラブだから、失敗なんだ」とCL敗退という結果に言い訳ができないことを口にした。

　昨シーズンのELでは、バルセロナはベスト8で敗退した。図らずも、早々にリベンジの機会が訪れることとなったが、ペドリは「昨年は優勝できなかったから、今年は全力でヨーロッパリーグを獲りに行く」と意気込みを示している。