解説陣も「痺れた」…オリックス・吉田正尚のひと振りに感嘆の声

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2022年10月28日 06:34  ベースボールキング

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ベースボールキング

オリックス・吉田正尚 (C) Kyodo News
◆ 「やっぱりさすが」の一撃

 『SMBC日本シリーズ2022』は27日に京セラドーム大阪で第5戦が行われ、オリックスが6−4でサヨナラ勝ち。

 これでシリーズの対戦成績を2勝2敗1分とし、五分に戻して敵地・神宮に乗り込むことに成功した。




 この日は先発の田嶋大樹が初回・2回と立て続けに失点を喫する苦しい展開。それでも、4回に紅林弘太郎と若月健矢の連続適時打で試合を振り出しに戻す。

 田嶋は4回途中でピンチを作って降板となるが、一死一・三塁から登板した比嘉幹貴がホセ・オスナを注文通りの併殺に仕留める好リリーフ。その直後、4番の吉田正尚が山下輝からバックスクリーン右に叩き込むシリーズ1号を放ち、ついに試合をひっくり返した。

 ところが6回表、近藤大亮が一死から中村悠平に二塁打を浴びてピンチ。二死とした後、長岡秀樹の詰まった当たりは二塁手と右翼手の間にポトリ。アンラッキーな安打で同点とされると、塩見泰隆も打ち取りながらボテボテの打球が内野安打となり、一・二塁から青木宣親には右翼線突破の二塁打。不運が重なり、2失点で逆転を許してしまった。

 6回以降の3イニングはヤクルトのリリーフ陣を攻めきれず、試合は1点ビハインドのまま9回へ。マウンドには守護神スコット・マクガフが登場する。それでも、代打の安達了一が四球をもぎ取ると、福田周平は犠打で送って一死二塁。一打同点のチャンスを作る。

 打席の西野真弘は空振り2つで追い込まれたが、3球目の速球に食らいついて弾き返した打球はピッチャーを強襲。マクガフは慌ててボールを拾って一塁送球を試みるも、これが悪送球となって二塁から安達が生還。土壇場で4−4と追いついた。

 中川圭太は三振で二死一塁となるが、ここで打席には主砲・吉田正。1ストライクから甘く入った変化球を完璧にとらえると、打球はライトスタンドの上段まで届くサヨナラ2ラン。シーソーゲームを制したオリックスが劇的勝利を収め、シリーズの成績を2勝2敗1分のタイに戻した。


 27日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した解説陣も、“これぞ4番”のはたらきを見せた吉田正には脱帽。番組MCを務めた高木豊氏が「この場面で打つんですから。カッコ良いよね」と語れば、真中満氏も「痺れました」と素直な感想を口にした。

 打った瞬間のガッツポーズと、その後ろには手を挙げて総立ちのスタンド。真中氏は「オリックスファンみんなが期待をしている中でのひと振り。このシリーズは吉田正尚と村上宗隆の“競演”という部分も注目ポイントだったと思うんですが、ここまで苦しんできた中、こういうところで結果を残す吉田はやっぱりさすがですよね」と、そのスゴさを解説する。

 また、岩本勉氏はヒーローインタビューに注目しながら「普段は口数が少ない選手なんですが、“感無量”という言葉を何度も使っていたんですよね。みなさんは“感無量だな”と感じたことが最近ありましたか?」と出演者に逆質問。

 最後は「野球選手としての幸せを噛みしめた瞬間だったと思う。吉田の目も輝いていましたので、これは1日休んでの第6戦と第7戦も吉田正尚の活躍が見られるのかなと思いましたね」とまとめ、この日の爆発を皮切りに、今後のさらなる大暴れにも期待を膨らませた。


☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2022』




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9回ウラ#バファローズ#吉田正尚 の
サヨナラツーラン #ホームラン!
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このニュースに関するつぶやき

  • 投手出身かつ抑え経験アリの高津監督だからこそマクガフの使いどころに苦慮するかと。山本由伸の再登板はほぼないと思われる中、第8戦まで見据えながら中嶋監督が中継ぎ・抑えを
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