ヨーロッパリーグ(EL)・グループE第5節が27日に行われ、マンチェスター・U(イングランド)とシェリフ(モルドバ)が対戦した。
マンチェスター・Uは今季のEL開幕戦でレアル・ソシエダ(スペイン)に0−1で敗れたものの、以降は勝ち星を積み重ねている。シェリフ、オモニア・ニコシア(キプロス)相手に3連勝を遂げ、首位を走るレアル・ソシエダを勝ち点差「3」で追いかけている状況だ。グループステージを首位で通過するためにはこれ以上の負けは許されない。
マンチェスター・Uは直近のプレミアリーグ第13節チェルシー戦(1−1)からスターティングメンバーを4名変更した。19日に行われたプレミアリーグ第12節エヴァートン戦(◯2−0)での行動が処分の対象となり、チェルシー戦ではメンバー外となっていたクリスティアーノ・ロナウドが先発に名を連ねた。また、18歳のアレハンドロ・ガルナチョがマンチェスター・Uのトップチームでは初の公式戦スタメン出場を飾っている。
試合は序盤からマンチェスター・Uのペースで進むも、なかなかネットを揺らすことができない。敵陣に押し込み続ける中で迎えた前半終了間際、クリスティアン・エリクセンの蹴った左コーナーキックからディオゴ・ダロトがヘディングシュートを沈め、マンチェスター・Uが先手を取った。このままハーフタイムに突入している。
後半も試合の様相は変わらず。マンチェスター・Uが試合の主導権を握ると、65分にはペナルティエリア手前で細かくパスを繋ぎ、エリクセンが左へ送る。上がっていたルーク・ショーがダイレクトでクロスボールを送ると、マーカス・ラッシュフォードがこのボールを頭で沈めた。81分にはブルーノ・フェルナンデスのアーリークロスにC・ロナウドが反応。ヘディングシュートは相手GKに弾き出されたものの、こぼれ球を自ら押し込んだ。“復帰戦”でゴールを決めている。
試合はこのままタイムアップ。マンチェスター・Uはこの勝利でグループステージを2位以内で終えることが確定した。決勝トーナメントにストレートインするためには、“首位決戦”のレアル・ソシエダ戦で2−0以上で勝利しなければならない。
次節は11月3日に行われ、マンチェスター・Uは久保建英が所属しているレアル・ソシエダと敵地で対戦する。一方、3位でヨーロッパカンファレンスリーグ(ECL)行きを目指すシェリフは、ホームにオモニア・ニコシアを迎える予定だ。
【スコア】
マンチェスター・U 3−0 シェリフ
【得点者】
1−0 44分 ディオゴ・ダロト(マンチェスター・U)
2−0 65分 マーカス・ラッシュフォード(マンチェスター・U)
3−0 81分 クリスティアーノ・ロナウド(マンチェスター・U)