上層部の刷新進めるチェルシー…リクルート担当にシールズ氏の入閣を発表

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2022年10月28日 18:22  サッカーキング

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(右)チェルシーのベーリー会長 [写真]=Getty Images
チェルシーは27日、リクルートメントおよびタレントの共同ディレクターにジョー・シールズ氏を任命したことを発表した。

 チェルシーは今年5月にロシア人のロマン・アブラモヴィッチ氏からアメリカ人のトッド・ベーリー氏ら率いるグループに経営陣が変更。その後、ブルース・バック会長やマリーナ・グラノフスカヤ氏、ペトル・チェフ氏ら首脳陣もクラブを離れたことで、上層部は一新され、現在は暫定的にベーリー会長がスポーツディレクター(SD)も兼任している状態となっている。

 上層部の選定に動いていることが明らかになっていたチェルシーではこれまで多くの候補が挙げられていたなか、26日にローレンス・スチュワート氏のテクニカルディレクター(TD)就任を発表。同氏は過去にマンチェスター・Cやエヴァートン、ライプツィヒなどでスカウティングやパフォーマンス分析の責任者などを歴任し、2020年6月からはモナコでTDを務めていた。

 そして、チェルシーは27日にリクルートメントおよびタレントの共同ディレクターにシールズ氏を任命したことも発表した。同氏はクリスタル・パレスとフルアムでアカデミー・スカウトを務めた後、マンチェスター・Cに9年在籍し、アカデミー・スカウト・マネージャーやアカデミー採用・人材管理の責任者を担当。今年7月からはサウサンプトンでシニア・リクルートメントの責任者を務めており、同クラブでの仕事が終了次第、チェルシーに合流することが明らかになっている。

 リクルートメントおよびタレントの共同ディレクターへの就任が決定したシールズ氏についてベーリー会長と共同支配株主のベハダ・エグバリ氏はクラブ公式サイトで以下のようにコメントを発表している。

「ジョーはチェルシーにとってまたとない素晴らしい人材で、彼を迎え入れることに興奮している。私たちには明確な計画があり、エリートの新しい才能に焦点を当てた近代的でデータに基づいた哲学を採用する予定である。私たちはチェルシーで継続的な勝利を築くことを熱望していて、深く、協力的な経営陣を集めているところだ。ジョーは素晴らしい実績を持っていて、試合と新しい才能を理解することにも優れている。私たちはワールドクラスなフットボール組織を継続的に構築するのを助けてくれる強力なリーダー、そしてチームプレイヤーをもう一人得たと確信している」

 なお、イギリス紙『イブニング・スタンダード』では、今夏の移籍市場から注目が集まっているSDのポジションに先日までライプツィヒのTDを務めていたクリストファー・ヴィヴェル氏を招へいすることが濃厚になっていることが報じられており、スチュワート氏とシールズ氏に続く入閣の発表にも近づいているようだ。

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